敦煌訪問

大歓迎に悠久の思い

5月12日敦煌賓館での歓迎式典で、孫玉龍・敦煌市長は「敦煌の最も美しい季節に、平山郁夫先生の親書をいただき、神奈川県日中友好議員連盟の訪問団をお迎えすること、大変嬉しく思います。

平山先生は、これまで敦煌に19回もお出でになり、全中国人民が最も良く知る著名な画家であります。孫玉龍敦煌市長に平山会長と石渡鎌倉市長の親書を渡す中村省司氏
 今回も北京でオリンピック開催を祝う展覧会を開いて下さり、私も拝見させていただきました。

また石渡徳一市長には本市と鎌倉市の友好都市締結10周年記念の市民訪中団でお会いできるとのこと、本当に今から楽しみにしています」、と挨拶。

一行20名の訪中団は5月7日〜14日の日程で、日中友好条約締結30周年と神奈川県並びに遼寧省との友好都市提携25周年を祝う表敬と調査に訪れました。
世界遺産登録促進の意義を学ぶ旅でもあります。

シルクロードを進み、カシュガル、パミール高原での温暖化現象の進行状況も調査。敦煌市の鳴沙山、月牙泉、とりわけ莫高窟では、敦煌研究院講師・揚麗英女史の熱心な説明に、一同感動と悠久のひとときを満喫して参りました。

その説明の最中、神奈川県庁から「いま中国四川省にて大地震発生との情報あり、ご無事でしょうか」との緊急電話。全く揺れを感じない私たちは、その時これほどの震災とはきづかなかったのです。


因みに中国の面積は950万平方qで日本の約25倍、人口約13億人。甘粛省敦煌市は、人口約18万人で、年平均気温6℃、年間降雨量39mmと極めて少ない。
「月の砂漠」を思わせる鳴沙山は砂礫が推積し、東西40q南北20q余の文字通り大砂漠でそのスケールの大きさに驚かされました。 (中村省司)

 
 

戻る