洞爺湖サミットから見えたもの 7月9日、主要国首脳会談が幕を閉じた。3日間にわたり地球温暖化対策など、世界が抱える問題が先進国の首脳等によって話し合われた。 サミット終了後、世界共通の目標となった「温室効果ガス排出量を2050年に半減」には、具体的な数字が盛り込まれていないと、マスコミで賛否両論云われているが、このような大国の利害だけではなく、市民のレベルでもサミットが開かれていたことを、皆さんはご存じだろうか。
大通り公園を出発する「1万人のピースウォーク」に私たちは張り切って参加し"平和な世界をつくろう!"をスローガンに約1時間の道のりを歩いた。途中、過激な人々が逮捕される場面が、マスコミの報道で目立ったが、参加者2000余人は気温30度近い中で平和を訴え力強く行進した。 この一週間、洞爺湖サミットを通して見えたものは「目」である。政府の目、市民の目、先住民の目、マスコミの目、北海道にはたくさんの目が集結し、それぞれの視線がこの世界を形作っていた。数え切れない視線が交差する世界で、どの目と瞳を合わせ、また伏せてしまうのか。自分の目を開く知恵が必要な時代と思う。 (蓮見) |
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