「子ども(小学5年生)でもわかる、楽しくてわかりやすい出前授業行う」ことを目標に、8月の2泊3日の国内研修をへて、9月11日から15日の日程でカンボジア海外研修へ。鎌倉ユネスコ協会からは、私、小西純子さん、明治大学4年生清水茉莉さんが参加しました。 なんと、私は3人いる副団長の1人でありましたが、鎌ユの2人の協力とチームワーク力、北海道、柏、市川などの素敵な仲間たちに助けられ、厳しい課題と日程の研修を無事終えることができました。 日本より貧しく、まだみんなが教育を受ける機会がないカンボジア。 遺跡に残る戦争の傷跡、地雷原。流暢な日本語でガイドを務めてくださったチャンヤさんが最後に話してくださった生い立ちの話の衝撃。ポルポトに虐殺された父、どんなに貧しくても教育を受けさせてくれた母。 「みなさんは日本人に生まれてラッキーです」と言った彼の言葉。 豊かな経済大国に生まれているのに、幸せを実感できていない私たちの不幸を考えさせられました。 私たちの心には平和の砦が築かれているのか?本当の幸せとはなんだろうか?山の中のコックスロック村の寺子屋の発電機の明かりの中の授業。 わが鎌倉チームが寺子屋に通う青年や子どもたちに片言のクメール語を発してはいるものの、ほとんど身振り手振りで風呂敷のバックの作り方を紹介したときの子どもたちの笑顔や積極性。 水上村チョンクニアでおじゃましたCLCMC委員長さんの水上の家は、年7回水位にあわせて移動するので郵便は届かない、冷蔵庫も洗濯機もなく、あるのは白黒のテレビだけ。しかし、ここで雑魚寝する家族は力を合わせて暮らし、幸せな家庭だと実感しました。 みんなが教育を受けられるように、将来は教師になりたいという女の子のいるカンボジアの国を日本の子どもたちに出前授業で伝えたい、今カンボジア研修の感動と衝撃の体験を生かし、出前台本をブラッシュアップするべく、かんばっています。第2期ユネスコ運動推進委員の厳しい研修はまだまだ続きます。 (久保田直子) |
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