情報ア・ラ・カルト

◆慶大国際医学研究室から

昨夏鎌倉ユネスコはNPO法人MAIKEN井上アメリア理事に、ブラジル奥地の子どもたちへと、文具衣料を託しました。それらの品を現地に届けて下さった慶応義塾大学国際医学研究会の室悠介さんから以下のレポートが届きました。「私どもはパプアニューギニア、及びブラジルでの活動を終え無事帰国いたしました。ブラジル・クイアバでの活動において、先住民族シャバンテ族へのプレゼントとしてのTシャツや文具をご寄付いただきまして本当にありがとうございました。今後はこの経験を生かし、皆様のご厚情にお応えすべく、医師として精進して参る所存でございます。(後略)」(尾花)

◆オバマ新大統領誕生

1776年の英国からの独立以来、米国に初のアフリカ系アメリカ人大統領が誕生した。私がワシントンに住んでいた時期(1970−1986)にはほとんどの米国人は想像もしていなかった事と思う。自由、平等を世界に掲げる米国だが、住んでみると人種差別の根は深く、日本では考えられない嫌な面を経験する。
オバマ氏はコロンビア大学、ハーバード大学法学大学院を卒業以来、弁護士、政治家と目覚ましい活躍をし、高い人望を得てきた。米国市民の私は、登録してある選挙事務所より送られてきた不在投票用紙で今回の選挙に参加出来たことを本当にうれしく思っている。ブッシュ政権に失望した米国人のオバマ氏への期待は大きく、この大危機を乗越える舵取りの成功を心より祈っている。
1973年頃ホワイトハウスの隣のブロックに私の勤めていたオフィスが越したのでホワイトハウス前の広い歩道が私の通勤道になった。各国の首脳が来るとその国の国旗がホワイトハウスの周りに沢山掲げられるのでどの国の元首が来ているのかすぐわかる。日の丸の国旗が数多くはためくと、遠い日本を懐かしく思い出したものです。(榎本)

◆山中稲荷神社

今年の「絵で伝えよう!わたしの町のたからもの」絵画展で優秀賞に入選した下川桃子さんは自宅の近く通学路にある山中稲荷神社を大変魅力的に描いている。
この神社は北鎌倉駅近くの路地裏にあり、古くは屋敷神であったと伝えられるが、今は山ノ内中町の人々が祀っている。こじんまりとした佇まいなので、地元の人はこの路地をよく利用していながらあまり目に留めていないようであるが、たからものととらえた子供の素直な目に拍手をおくりたい。
ところで、鎌倉五山の名刹、浄智寺の山門には「宝所在近」と書かれた額が掲げられている。この言葉は「宝のある所は近くにある」という意味だそうだが、下川さんは、いみじくもこの言葉を絵で伝えてくれたようである。 (赤井)

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