第21回定例総会は、6月7日(日)13:30分より鎌倉芸術館集会室において、久保田直子理事の総合司会で始まった。
書記は、赤井明郎理事と深尾徹理事。開会の挨拶は佐藤美智子副会長。来賓を代表して石渡徳一鎌倉市長は「昨年は20周年、全国のユネスコ協会の中でも鎌倉ユネスコは目立つ存在。誇りに思っています。平山会長は昨年、鎌倉市名誉市民になられ、1958年に宣言した平和都市宣言の新しい石碑に替えるとき平山会長の揮毫で完成。また、平山先生には鎌倉世界遺産登録推進協議会特別顧問になっていただいております。いまは個々の候補地の保全管理計画も完成し、文化庁に秋には提出する予定」と挨拶された。
総会は、まず議長団の選出。渡部研自理事と小西純子理事が選ばれ、議事に入った。
第一号議案「2008年度事業報告」(案)を内田洋子事務局長より、第二号議案「2008年度決算報告」(案)を石田喬也理事より、「監査報告」は石渡好行監事が説明、承認された。
つづいて第三号議案「2009年度事業計画」(案)は内田事務局長から、第四号議案「2009年度予算」(案)が石田理事より説明され、これらも承認された。
第五号議案「役員改選」の件は、森井曠雄選考委員長が経過を説明して案を提出、承認された。
2009〜2010年度役員・理事・監事役員(敬称略)
会長平山郁夫、副会長佐藤美智子(以上再任) 理事長石田喬也、
副理事長丸山泰世(以上新任)
理事
赤井明郎、赤尾道子、安斎昌宏、池上雅之、伊東正博、伊藤良子、内田洋子、及川信夫、尾花珠樹、久保ツユ子、久保田直子、栗村淑香、神代實、小西純子、小林英昭、佐藤劭、鈴木圭子、高柳英麿、田村耕一郎、千葉紘、鴇澤武彦、鍋谷信子、沼野輝彦、野口和子、深尾徹、森井曠雄、山田海人、山田雅子、山田ますみ、山田ミヤ子、渡部研自、渡辺隆(以上再任)小倉寛子,本岡俊郎、佐野彩、金優佳、(以上新任)
監事 石渡好行(再任)、小林恭介(新任)、
つづいて、シルバー賞、ブロンズ賞の表彰。閉会挨拶は森井前理事長がおこなった。
第2部、第3部は和やかに スタディツアー報告会や懇親会
休憩をはさんでの第2部は去る2月7日から13日にかけてフィリピンの世界危機遺産イフガオをスタディツアーで訪問した会員による報告会が団長を務めた森井曠雄理事の司会で行われた。
まず尾花珠樹理事が「顔と顔の見える支援」をめざし鎌倉ユネスコが創立当初から続けている支援先へのスタディツアーの意義を説明。続いて本岡俊郎理事がパワーポイントを使って、現地での交流や危機遺産に指定されている棚田群の様子を紹介。同じ危機遺産でも建物の修復が完了すれば危機を脱することのできる文化遺産とは違って、非常に困難な環境の中で農民たちが米を作り続けないことには棚田の保存そのものがむずかしいイフガオの状況を、参加した会員たちがこもごも報告した。
報告会につづいての第3部は全員懇親会。日頃なかなか話をする機会の少ない会員同士大いに語り合い、この懇親会が一番よかったと述べる会員もいた。
なお、新役員の決定に伴い事務局長に廣瀬光世理事、事務局次長に渡部研自、渡辺隆の両理事への就任が発表された。いずれも新任。
(鴇澤)
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