鎌倉ユネスコ協会では、鎌倉市教育委員会の協力を得て9月10日、鎌倉市立の小中学校校長会の中でユネスコ・スクールの説明会を実施しました。講師は(社)日本ユネスコ協会連盟の寺尾明人組織部長と神奈川県立有馬高等学校の望月浩明先生にお願いしました。
ユネスコ・スクールは、現存する公立・私立の学校教育の中でユネスコの理念に沿った教育を、学校側がユネスコ本部から「ユネスコ・スクール」の登録承認を得て、自ら設定したテーマによる教育を進めます。登録申請は教育委員会・日本ユネスコ国内委員会を通してユネスコ本部に提出されます。
登録される参加校の研究テーマは、@地球規模の問題に対する国連システム理解、A人権、民主主義の理解と促進、B国際理解協力、C環境教育の4分野ですが、ユネスコの理念に沿ったものであれば世界遺産教育等他のテーマ設定も可能です。そして、これらの研究テーマと昨年小中学校の学習指導要領が改訂され、国連総会とユネスコ総会で採択されている「持続発展教育」(ESD)の観点が盛り込まれた為、ESDとユネスコ・スクールのテーマが合致し、学校側の対応がし易くなりました。
説明会では、寺尾部長はユネスコ・スクールの総合的解説を、望月先生は、D−プロジェクトによるテ−マ実施ケ−スの解説をしていただきました。 (丸山) |