水谷川優子さんの慈善コンサート

昨年3月末の鎌倉ユネスコ協会創立20周年記念コンサートでサイさんジャミンゼブと饗演したチェリスト水谷川さん(当協会の新会員)が復活祭にむけて3月21日カトリック雪ノ下教会で演奏会を開催。
教会の大聖堂は見事に満員。

第一部はチェロの旧約聖書と称されるバッハの「無伴奏チェロ組曲第五番」。そのあと順番としては異例ではあるがアンコールとしてカザルスの「鳥の歌」を先に演奏。
第二部は弦楽四重奏でハイドンの「十字架上のキリストの最後の七つの言葉」。この曲の第2ソナタ、“汝、今日、我と共に楽園にあらん”は、2月2日の「故平山郁夫先生お別れの会」で東京藝術大学音楽部教授グループにより献奏された曲でもある。

大聖堂では、弦楽四重奏が厳かな序奏で始まり、全曲につき各楽章ごとに田代和生神父が御言葉を読み、最後はキリスト臨終の際の地震を表す激しい演奏で終演。
そして故平山郁夫会長夫人、美知子さんから水谷川さんに花束が贈呈された。
コンサートの純益と会場での献金はブラジルの聖心侍女修道会シスター日高和子を通じて子供の為の社会活動センター“AQUARELA”支援に寄託された。(田村耕一郎)

 
 

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