平山郁夫画伯を師と仰ぎ、その薫陶を受けた画家・佐藤隆良会員の初の個展が、開館30周年を迎える長谷寺宝物館の記念特別企画で2月6日から3月15日の長期にわたり開かれた。 墨彩画による新生「鎌倉八景」と世界各地の取材を通して描き出された仏教伝来の道筋にあふれる「祈りのひかり」がテ−マ。 18歳で福島を出郷以来、絵筆一筋に修業を重ね、いまは日本美術院「特待」の佐藤画伯の作品群は「鎌倉の景勝地とそれぞれに適した仏像をコラボレーションすることで鎌倉の文化を表現したい」という画家の創作意図と佐藤さんご自身の人柄を表わし、幽玄・夢遊。 宝物館も驚く入館者を記録したという。 (尾花) |
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