会員のひろば

新入りです
植木 典子

奈良が大好きで、いきなり全国大会デビューをしました。宗教のへだてを越えたお話に心動かされ、これからの活動の主軸を頂きました。学生時代、平城京を復元する所と言われ、柵の外からどこまでが平城宮なのかなあとのぞいていた自分が、今年は実際に見て廻りました。
エクスカーションでご一緒した沖縄のおばさまにも、たくさんの想いを頂きました。今再び、広い世界と歴史を勉強し直す決意を新にしております。

生き様より死に様
白木 大五郎

限られた命。しかし多くの人がそのことを認識できずに、漫然と人生を過ごしている。5年前大病を患い、臨死体験で「いきる」ことの意義を実感することが出来た。神様が助けてくれた命。郷里福岡への恩返しのつもりで3年前からボランティアで始めた経営塾だが、今月で30回、今は毎月一回の塾生たちと過ごす時間が自分にとって最大の充実した時間となっている。
彼らには“君らは若いから、これからの人生をどう生きるかという生き様が大事、しかし今の自分にはむしろ死に様が大事。終焉の時に、いい人生だったと思えるかか悔しい思いをするかだ”とはなしている。


台湾で
林 伴親

昨年8月末、息子が台湾にいるので、家内、娘夫婦、1歳8ヶ月の孫と台湾に行ってきました。ホテルからタクシーに乗って食事に行った時、娘がデジカメをタクシーに忘れました。食事から戻ったら、もうカメラが届けられていました。後日ゴルフ仲間に、(その内の1人がホールインワンをやって、それ以来の付き合い)その話をしたら、爺さんが昔台湾にいて、世話をした人から、いまだにカラスミが送られてくると言っていました。台湾が好きになりました。

鎌倉の秋、人生の秋、そして?
岡野 周子

この秋の印象は明るくあでやか。春の桜には特に憂いと寂しさを感じたようにも思うのだが。人の世に比べれば、桜花は不安と憂いの青春時代か。秋ってしんみりとするものではなかったかしらね?
不思議なことに、今年は覚園寺の鮮やかなもみじをみても、きれいだなー、華やかだなー、切通しや山道を埋めつくす枯葉の布団はなんと豪勢な、とうれしさや浮き浮きした気分ばかりが先に立つ。
そうだ、秋は豊かな実りと収穫の季節!次に来る冬は「冬来たりなば春遠からじ」。枯葉の下には新芽が出番を待っている・・・秋に往った春、来るべき春を思う。

お寺のある風景
植嶋 きよみ

幼き頃、寺の鐘の音で目を覚ましました。春には稚児の装束に心ときめかせたものです。毎月お経をあげにきて下さったお坊様は、私の拙い書をいつも褒めてくれました。寺院の地獄絵に「悪いことは決してしてはならない」と子供心に思いました。
月日は流れ、今私は鎌倉に住んでいます。もしかしたら、子どもの頃のお寺の良き思い出が、私をこの地に誘ったのかもしれません。
近くにある寺院は季節の花々の美しい所で、本尊の薬師如来様は、気まぐれにしか訪れない私に「いつも私はここで待っていたよ」と、語りかけてくれているようです。

 
 

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