11月6日、恒例の国際交流フェスティバルが高徳院で開催された。小雨も上がった大仏殿境内に日頃から国際交流にかかわる市内18のNGOが参加。 鎌倉ユネスコは今回2ブースをいただけ、駆けつけた会員40数人が二手に分かれ、バザーと民族衣装試着イベントで大活躍した。 参加団体のブースでは日本語、英語、独語、ポーランド語、中国語、韓国語、カンボジア、タイの言葉などが交わされていた。 栗村淑香実行委員長による大仏さまへの献花を皮切りに、イベント会場では箏曲、スイスオルガン、カウベル、和太鼓演奏とバリ舞踊、空手演武、生花のワークショップと大盛況であった。 開会式では印象的な国際交流の話があり、二つの有意義な話を紹介したい。 1. 松尾崇市長は「鎌倉市は行政主体ではなく市民主体の自主的な交流促進を目的とした新しい形の都市提携“パートナーシティ制度”を制定したので市民同士の国際交流を積極的に推進してほしい」と。 2. 高徳院ご住職様が出張不在のため、佐藤美智子会長が代読されたご挨拶は次のような内容であった。 「インターネットの普及と様々な通信機器の飛躍的な発展により、私達は遠い異国の情景を動画や映像で見ることができ、その地域の多様な情報を得られる環境で生活しています。 それらは国際協調に不可欠な相互理解に役立つものとなっても、元来、知ることと理解することは根本的に違うはずです。異文化とは本来、時間をかけて他者と向き合い、対話を重ね、五感を駆使した観察も経て初めて理解出来るものです。 本日が皆さんにとってその機会となることを祈ってやみません」。 ◆日本人形に人気 鎌倉ユネスコ第1ブースは人形、手芸品、ペルー先住民の女性たち手づくりのブローチなど。特に人気を博したのは日本人形。海外からのお客様も目が高く良いものからどんどん売れて行く。アジアから来日の一人のお客様「500円負けて」と。いいでしょうと、鎌ユ男性会員が数人がかりで汗流しつつ梱包するさまを眺めていたこの男性、「値切ったりして悪かった。識字支援に皆さんがこんなに一生懸命やってくれてるのに」と、正規代金を払い、手を振って去っていった。 ◆民族衣装着付け指導 第2ブース出品は衣料と雑貨に各国民族衣装試着コーナー。チマ・チョゴリ着付には金田秀子さんが美しい付属品持参で指導に来てくださり、「やっぱりちゃんとした小物ひとつで一段と映える」と会員たち。 |
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