情報ア・ラ・カルト

◆「千葉忠夫さんと語り合う」 妙本寺のセミナーと交流会
2月16日、デンマーク在住45年の講師千葉氏を囲み“幸福とは何か”を参加者全員80人との対話を通じて考える場であった。

このセミナーの呼び掛け人は、青木社長(腸詰屋)、高田城氏(高田塾塾長)、早水日秀氏(妙本寺貫首)で、鎌倉ユネスコ協会も後援、20人が参加した。

「世界一幸せな国はデンマーク(日本は90位)。デンマークの福祉国家の流れは1880年農業協同組合から始まり1935年から福祉に重点がおかれ、1945年に福祉国家になった」との事。さらに千葉氏から“幸せな国”の方程式は何かとの質問があり全員80人が意見を出し合った。

幸せな国=生活し易い国→真の民主主義→主権在民→平等、自由、共生、→教育→連帯→笑顔で過すという言葉で結ばれた。
セミナー後は、腸詰屋さんの手作りソーセージ、妙本寺さんからの飲物とみんな笑顔で幸福感に包まれた交流会となった。(田村)

◆万葉の世界を醸し出す日本画と草木染の織りなす美の精華
昨年春、千葉館山に移り住まわれ創建1300年をやがて迎える曹洞宗日本寺の襖絵に取組まれている会員の佐藤隆良画伯と日本寺の先代ご住職夫人・草木染研究家藤井悦子さんの二人展がヨコハマ創造都市センターで開催された。

見る者の郷愁を誘う日本各地の風景と万葉集や古今和歌集などから選ばれた和歌と植物、その植物で染められた布の三つが一体となって小宇宙を織り成す50点。

画伯は福島ご出身。5月から準備に取組まれたという。藤井悦子さんとの絆と見事なコラボレーションには被災者への鎮魂の思いが込められているようだった。   (岡野)

◆労むくわれた本岡会員
3年前から単身赴任で名古屋に常駐し、企業や個人に提供を呼びかけて外国人労働者や生活に苦しむ人びとに食料品を送り続けてきた本岡俊郎会員が事務局長をつとめる「NPO法人セカンドハーベスト名古屋」が愛知県弁護士会から本年度の「ヒューマンライツ賞」を受賞した。

同法人は、昨年1年間に約208トンの食料品を98団体に提供。東日本大震災後は支援先を被災地に広げ「ごはん応援箱」1600箱を仮設住宅に届けてきた。

今年に入ってからは「おやつ応援箱」運動も開始。追いかけるように、公益財団法人・社会貢献支援財団から愛知県唯一の「社会貢献賞」受賞の報せが入った。5月1日帝国ホテルで表彰式とのこと。         (尾花)

もくじ