会員の横顔      目黒ユネスコ協会の会員紹介欄を始めました。協会が大きくなったのは嬉しいことですが、どのような方がいらっしゃるのかなかなか分からなくなりました。そのため全員紹介という大きな目標を掲げました。とりあえず今回は常任理事に書いていただきましたが、順次、原稿が集まり次第、会員ならどなたの原稿でも掲載する予定です。 順不同です。内容も自由です。どしどし原稿と写真を送ってください。
 ショートニュースはモノクロ写真ですがホームページ(http://www.unesco.or.jp/meguro/)にはカラーで掲載します。ホームページには写真を掲載したくない方はその旨申し出てください。広報委員会から原稿の依頼をすることもあります。その節はご協力をよろしく。250字前後写真付きで、あなたも、ぜひ一筆どうぞ。
 
近 況   梶谷恵子   
 何事も楽しむためにはある程度の技術が必要条件。わかっているものの好きな事をやっていると少々ハチャメチャでもストレスが溜まらないのも事実。そこで色々な所に頭を突っ込んでいるうちに、知らず知らず時間の歯車に加速がついてドンドン速くなっているというのが今の私の状態です。その心は阿波踊り!!この5月に40年来(?)の友達3人と熱海に一泊。しばしタイムスリップして歳を忘れるという至福の時を過ごしました。その心は、人間万歳??
 
宮崎富美子
 面白い本を読みました。「停電の夜に」。作者はニューヨーク在住のインド系の女性です。九つの短編からなる一冊ですが、大袈裟な言い回しも、登場人物に感情を入れ過ぎる事もなしに、何気ない日常のなかで起こる事を書いています。人間のおかしさ、弱さ、愚かさ。人間としての普遍性と文化の違いを越えて、一人一人が大切に生かされる事。その実現を確実な歩みで続けてこられた先輩方に続く一人として、私もユネスコ活動の中で学ばせていただき、用いていただきたいと思っています。              

学び楽しむ  桐山祥子   
 休会がしばらく続き、勇気をもって日本語クラスのドアをノックしたのは5年前のことです。そこから再び世界が広がりました。クラスへの参加は、共に学ぶ貴重な場です。新たな発見に喜び、時には頭を寄せ合って真剣に考えます。こんな日々に感謝しています。さて、この一つのドアは他の数ある活動の入口に繋がっています。一つのドアを覗いたことで、思わぬ経験を楽しむことが出来ました。メンバーとのさまざまな交流もうれしいひと時です。目黒ユネスコとの出会いは大きな収穫です。これからもよろしくお願い申し上げます。
 
中島佳子
 異国で受けた何気ない、そして暖かい心遣いを忘れられず、私も何かの形で感謝の気持ちを表したいと始めた「日本語を教えること」も、結局は生徒さん達の明るさや、豊富な知識、優しさに支えられているような気がしております。何かぼやけた言い方で人を傷つけたり、反対にはっきり言って傷つけたり、言葉の選び方は本当に難しいと思います。言葉だけが一人歩きしないような教え方が出来るよう、自分の未熟さへ反省の日々は、この歳(何歳?)になってもまだまだ続きそうです。
 
3人で事前研修に参加して      橋永隆行
 8ヶ月になった娘小春と孝子と私の三人でリトリートの事前研修に参加しました。いろんな人に遊んでもらい小春も楽しそうでした。私は数年前リーダーを努めさせてもらった時のことを思い出しました。ミーティングを重ね、各学校を訪ね募集要項を置かせてもらい、それでも参加者が少なく勧誘に歩き、そして事前研修で沢山の参加者と会えたとき、感動の涙を抑えつつ話をした時のことを思い出しました。今回のスタッフ達も、自分たちのやってきたことが実際にリトリートに反映されるのを実感する瞬間があることと思います。そしてそのときの感動はとても大切です。これが読まれるのはリトリート後ですね。お疲れさまでした。参加者からどんな感想が出てくるか楽しみです。
 
Aasalamo-e-Alaikoum!   鈴木静江   
 今年 3月、 1週間程、パキスタンのイスラマバードとラホールに旅行しました。10年位前からの友人シャヒダ、アンジュンご一家に会いに、そして、ホームステイさせていただきました。異文化にふれ、貴重な多くの体験をし心暖まるもてなしを受けました。人々の生活は豊かとはいえませんが、歴史と文化、イスラム教に基づいた生活を見て、本当の豊かさについて考えさせられました。人間の豊かさとは富とか貧困、先進国とか後進国で計るのではなく、どれくらい充実した自由があるかだといいます。今立ち止まり、この事を考え、私のこれからを考えたいと思っています。
 
和田村雑感   斎藤 孝   
 いつぞや、和田村での国際交流青年リトリートに、なんと 1匹のヘビ君が参加しようとしたことがあった。しかし、たちまちのうちに排除(正しくは叩きのめされて処分)されてしまった。よく考えてみると、自然を求めて山中に侵入したのはヒトの方である。それでいながら、よほど物好きなヒト以外は豊かな自然を求めながら、一方で気に入らない自然を容赦なく破壊しているように思えてならない。ヒトは大自然の中では、極一部分を構成しているに過ぎないことを自覚して、謙虚にならないといけない。和田村に行くたびに思い出す出来ごとである。
 
ユネスコメンバーのつながり   芦田順子   
 都ユ連で、毎年 8月に過去 4回続けてきた、青少年対象の「インドスタディツアー」がこの夏にはない。(冬に予定) 今年 2月、杉並ユ協の青年たちがベトナムを訪ねた。行くことについての発表はあったので知っていたがその後については誰も何も言わず、気にもしていなかったが、車の事故により重傷の怪我人が出たことを、最近になって知り、驚いた。インドでもベトナムでも、あるいはリトリートでも予期せぬ事故は起こり得る。問題は起きた後の対処である。同じユネスコメンバーの災難に我々は一体何をすべきか。痛みを分かち合うには?ともかく皆で「大変だったね。大丈夫かい。」と声に出したい。

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