会員横顔(8)   目黒ユネスコ協会の会員紹介欄を始めました。
 協会が大きくなったのは嬉しいことですが、どのような方がいらっしゃるのかなかなか分からなくなりました。そのため全会員の紹介という大きな目標を掲げました。順次、原稿が集まり次第、会員ならどなたの原稿でも掲載する予定です。 順不同です。内容も自由です。どしどし原稿と写真を送ってください。
 ショートニュースはモノクロ写真ですがホームページ(http://www.unesco.or.jp/meguro/)にはカラーで掲載します。ホームページには写真を掲載したくない方はその旨申し出てください。広報委員会から原稿の依頼をすることもあります。その節はご協力をよろしく。250字前後写真付きで、あなたも、ぜひ一筆どうぞ。
 
目黒ユネスコ学校(東が丘荘集会室)毎火曜日組
沢 公子 
 もう20年ぐらい前のことでしょうか。ユネスコ学校は、水曜日の放課後、区立東根小学校の教室をお借りして始まりました。
 今は火曜日と水曜日の夜、それぞれ、東ヶ丘荘と東根住区センターで行われています。週一回の限られた時間内の指導では、学力向上効果は大きくは望めませんが、家庭でできないものを補い、更に卒業後、親や学校の先生方のほかに気遣ってくれた存在として、想い出してもらえるよう努力しています。
 実際、かつての生徒から、「結婚しました。」「子供が生まれました。」などのお報らせをいただくのは、本当に嬉しいものです。この活動がこんなに長続きしたのも、一人ひとりの善意が集まって花開くボランテイア運動の原点があったからでしょう。
 
 以下の飯田さんと弘中さん(小学生のクラス担当)  には、質問形式でお答え頂きました。
 
飯田 恭子 @ボランティアに参加した動機
 子どもに関わることが好きであること、それに中国の生活・文化に興味を持っていることもあって、目黒ユネスコショートニュースを読んで参加するようになりました。 
 A苦労すること
 遊び盛りの子ども達、おまけに夕食前の時間ですので、まず勉強する気持ちにさせること、次にそこにどれだけ集中させることができるかということで悩んでいる最中です。
 Bやっていて良かったと思うこと
 子ども達やスタッフの方々と勉強、遊びだけでなく、おしゃべりでも、けんかでも「面白かった」「そういう考え方あったんだー」「もっとやりたい!」「また来るね」と、一緒に共感出来た時は嬉しいです。
  Cこれからの希望
 短い時間ですが充実した時間になるようスタッフの方々と知恵を出し合いながら、やり方を工夫しています。
 しかし子ども達はやり方もさることながら、まず人との関係で「自分だけ」を見てほしい気持ちがいっぱいです。家庭的な雰囲気のユネスコ学校では子ども達の声をよく聞いてあげたいのですが、スタッフの人数が足りません。
 子どもにとって学校とも家庭とも違う大人に接するよいチャンスと思っていますので、参加していただける方を募っています。
 
弘中 真理 @ボランティアに参加した動機
 子どもの手が離れて時間的に余裕がありますので、時間を有意義に使いたいと思い、関心のある国際交流の分野に関係したボランティアを探していましたところ、目黒ユネスコのホームページで「ユネスコ学校」を知り今年の一月から参加しています。
 A苦労すること
 国語の重要性を子どもが分かっていないことが多いため、学習意欲を高める工夫を“手を変え、品を変え”やっています。
 Bやっていて良かったと思うこと
 少しずつでも子ども達の学習進度が進んでいるのが分かった時や、子どもが楽しそうに集中して勉強している時。
 Cこれからの希望
 スタッフの人数が足りません。寺子屋方式で、一人ずつの進み具合に沿って教えているため、マンツーマンが理想です。毎週でなくてもいいので、多くの方が参加して下さると助かります。若い方も大歓迎です。

 ()目黒ユネスコ学校は、1954年、次の世代を担う子どもたちの心の中にユネスコの精神である国際理解と、心から文化を尊び平和を愛する気持ちを育てることを目的に一般日本人子女を対象として設立されたのが端緒となっている。その後中国残留邦人帰国者家族(東が丘荘在住)を対象として日本語学習を毎週火曜日と水曜日に開くこととなった。現在は目黒区役所、目黒区教育委員会、東根住区住民会議などと協力して実行されている。
目黒ユネスコ学校は現在、委員長・斎藤 孝さんの他、火曜日組に沢 公子・飯田恭子・弘中真理・神谷道子・大和あい子・塩沢奈美江・小安典子・田中啓太・堀愛弓、 水曜日組は寺尾暁子・井上恵子・伊神幸雄・藤本郁子・原田富美子・徳滿小百合(学生)高木洋典(学生)(以上敬称略・順不同)の方々によって運営されている。

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