No.194-5


いつかは通訳?   小島登美子
 
 私がイタリア語を習いたいと思ったのは、3年前のイタリア旅行に遡ります。ガイドブックに書かれたイタリア語でする私の片言の挨拶に、明るく、開放的な笑顔が返ってくる度、「イタリア語が話せたらいいな。」と思ったことが発端です。その後しばらくしてユネスコの講座開設を知り、さっそく応募してから早や2年以上が経ちました。
 しかし、私の現在の実力はと言いますと、日頃の不精進がたたってあまりはかばかしいものではありません。こんな決して良い生徒ではない私がなんとか2年間もの間勉強を続けられたのは、優しく、忍耐強い先生と暖かいクラスメートのお陰だと思っております。授業に集う皆さんは年令も職業も様々ですが、皆同じ様に明るく、楽しく、前向きで、授業では毎回、励まされ、刺激されています。それから年に1,2度、調理室に場所を移しての、先生直伝のイタリア料理教室で日頃の文法のストレスも忘れ、ワイワイと飲んだり食べたりすることが楽しみの一つになっています。
 「今度のイタリア旅行では通訳が頼めるね。」という家族の皮肉にも聞こえる応援にプレッシャーを感じながらも、いつか旅先で流暢にイタリア語を操る自分の姿を夢見ながら、これからも焦らず、あわてず、あまり意気込まず、ずっとこの教室で勉強を続けてゆきたいと願っております。
写真右端  会員研修・イタリア語参加会員

ホームページ1月に刷新 青年のホームページも好評
http://www.unesco.or.jp/meguro/  &  http://www.meguro-unesco.org./
 
「ホームページ見て下さっていますか? 今年1月に刷新したのはもうご存知ですよね。」
思い返せば2000年10月12日のバザーの日、ホームページを全く触ったことのない私が、無謀にも加藤会長に「ホームページが途中でストップしていますが、続きをやってみたいのです。」と申し上げました。翌日目黒ユネスコの事務所へ伺い、奥澤副会長からホームページ制作ソフトと一太郎のソフトをお借りし、早速勉強を始めました。驚いたことに、約10日後の22日には、自分のホームページを作ってアップロード出来たのです。勿論、コンピューターは奥が深いので、「ホームページを作るのは簡単です」とは言えません。しかし、それなりのものは直ぐ出来るというのも又事実です。その後は、勉強しながら再構築するための手直しに3ヶ月をかけ、翌年1月19日にホームページが復活致しました。しかし、情報が遅れないように続けるだけが精一杯で、次第に使い勝手の粗さが目立ってまいりました。ボランティア活動の魅力を、もっと簡単に見ることが出来たら、沢山の方々に知っていただけるし、その活動に参加したいと思う方が増えて下さるかもしれないとの思いからです。我が家の旧式でメモリーも足りず、画面も小さなパソコンでの作業ですので、これを作り上げたら、この仕事はもう誰かに代わってもらいたいと、何度も思いました。それがどうでしょう?立ちあがってしまうと、その苦労をすっかり忘れて、勉強になった色々なことを、仲間に得意気に話しているではありませんか。結局ボランティアって自分のためにやっているのだと改めて実感しました。ぜひ、一緒にしてみませんか?            広報委員会 国安公代

三門先生より本の寄贈
 
 昨秋のユネスコ文化講座と日本語研修講座で講義をお願いした亜細亜大学の三門準助教授が下記の6冊の小冊子をお送りくださいました。同大学アジア研究所編纂の過去数年間の公開講座を収録したもので、各冊 5人計30人の講師によるその内容は多岐にわたり、最近のアジアの国々の事情の一端を知り、理解を深める格好の資料でもあります。目黒ユネスコ協会の蔵書として事務局に備え付けておきますので、会員の皆さんぜひお読みください。
 三門先生のコメント
 「朝鮮半島の情勢は急を告げておりますが、アジア関係の書籍が手元にありましたので、ユネスコのみなさまのお役に立てばと思い、お送りいたします。わずか数年前でも情況の変化に驚かされます。」
 
    1.東アジアの乱気流    2.朝鮮半島(人と文化と政治)
    3.アジア人の価値観    4.森と水と大地(アジアの自然を考える)
    5.アジアの21世紀     6.アジア新世紀の国家像           2003.1.25  研修活動委員会

No.194-6へ