No.195−7


楽しく学べるイタリア語講座    廣戸一雄
 
 昨年の四月から毎週木曜日、夕方六時半から二時間、緑が丘文化会館で七十才の手習いとしてイタリア語の勉強を始めました。これまで三回イタリアに行ったのですが、仕事だったりツアー旅行だったりで本当のイタリアを知っていません。旅行中にローマの遺跡や博物館を訪れ、古代ローマ、ローマ帝国の栄光と盛衰の偉大さに気づきました。この歴史は今の日本にも参考になる事が多いと思います。
 少し言葉を知っただけでも街角のイタリア語が目につきます。寛容と順法の精神で二千年も前に、今のEU以上の国土を五百年間も統治したローマの文明と文化は今も生きています。イタリア語を通じてもっとイタリアの歴史を理解したいと思っています。
 サルビオ・マリノ先生は言葉だけでなくイタリア文化と日本文化の違いも面白く教えてくださるとても熱心な先生です。現在十四、五名の生徒ですが若い女性が中心の楽しい教室です。毎学期の終わりには食事会(イタリアン レストランで)やイタリア料理作りもやっています。
 イタリアに興味ある方は是非一度教室を覗いてみてはどうですか。今日も先生の作文添削に感謝しつつ辞引を手にしています。                          イタリア語講座一年生   

アラン・ドロンに会える日を未だ夢見て  吉田洋子
 
 若い頃ソルボンヌに留学した父が、小さい私をつかまえてフランス語の特訓を始めたのは、47年も前のこと。思春期になると、お熱を上げた当時の人気スター、アラン・ドロン様と夢の中で甘〜い会話ができるようにと、そして女子校ではめったにお目にかかれない若い男性との貴重なおしゃべりを楽しもうと、日仏学院(語学学校)にもせっせと通った。動機がやや不純とはいえ、この言語が好きだったことは確かである。
 その後、英文科に進んだ私ではあったが、フランス語との縁は切らずに現在に至っている。昨年から参加している講座で、素晴らしい相良先生に巡り合ったとたん、私のフランス語熱が再び高まった。言葉そのものだけでなく、文化的、歴史的背景など多岐に亘るご講義は、私たちを惹きつけて止まない。そして、「〜してくださいまし。」とおっしゃる先生を、ひそかに「ムッシュー・まし」とお慕い申し上げながら、私の勉強は今日も続く。実は、先生が時々クラスにお持ちくださるケーキが、半分お目当てなのだけれど。
(写真は2001年9月フランスはコルマールにて。右が私)               フランス語講座・受講生

ウィーンピアノ四重奏団CD 好評です
 
 昨年10月10日 めぐろパーシモンホールで行われた「ユネスコ平和コンサート2002」の実況ライブ版CDが出来ました。ウィーンフィルメンバーによる弦楽四重奏にフオゥグ・陽子さん(夫君、ヨアゲン・フオゥグ氏はウィーンフィルのチェロ奏者。ご両名とも目ユ協会員)のピアノが加わったシューベルトの「鱒」のほか素晴らしい演奏が非常に良い音質で聞くことが出来ます。このコンサートはパーシモンホール・オープニングシリーズの一環として行われました。中学生以下は無料招待ということもあり、入場券が手に入らなかった方もありました。
 そのため、演奏者ほか関係各位の御了承のもとCDを作成しました。ホール技術者の優れた録音をもとに「目ユ協技術陣?」が総力を挙げて2枚のCD(全100分)にまとめたもので非常に良い音質です。フオゥグ・陽子さんは勿論、合唱で花を添えて下さった多くの方々にも大変好評でした。
 非売品ですが、一口1000円のご寄付が頂ければ「スカラシップ資金」に入れさせていただきます。
ご希望の方は、事務局までご連絡下さい。多少の残部があります。    事務局 Tel:5725-6150 Fax:5725-6160

第3回世界水フォーラムでも目黒ユネスコ協会はお役に立っています
 
 第3回世界水フォーラムが 京都、滋賀、大阪で開催[2003.3.16〜2003.3.23] されます。世界各地から様々な方々が生命の基盤である水と水問題を考える広範囲なフォーラムに集まります。このうち京都会場で使用される資料の一部「UNESCO UNIVERSAL DECLARATION ON CULTURAL DIVERSITY」に目黒ユネスコ協会の日本語訳「文化の多様性に関するユネスコ世界宣言」(宮本美智子訳)が使われます。当協会の翻訳陣の水準の高さを示すものであると思います。   この宣言の全文は日英とも目ユ協のホームページでご覧になれます。



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