No.197-3


「かぐや姫」からの贈り物
 
2003年2月16日(日) めぐろパーシモンホール(大ホール)
      主催:オペラ「かぐや姫」目黒実行委員会  共催:目黒区芸術文化振興財団  目黒ユネスコ協会
 特別協賛:パイオニア株式会社 後援:財団法人音楽鑑賞教育振興会 パイオニア労働組合 協力:目黒市民コンサート
 2月16日めぐろパーシモンホールでオペラ「かぐや姫」が上演された。日本人なら誰でも知っている昔話「かぐや姫」をオペラにしたいとの思いを抱いてほぼ10年。その作品を「めぐろの筍」といわれた目黒の地で初演したいとの願いを演奏会形式で実現させたのは若き音楽家平井秀明氏。作曲・台本を手がけ、当日の指揮棒も自ら振られた。昨秋他界された作曲家平井康三郎氏のご令孫にあたる。(写真・中央)
 パイオニア合唱団が実行委員会の核となり目黒市民コンサート、目黒ユネスコ協会ほか区内の数々の団体・グループが協力を申し出、雪模様の2月、見事に協力の花を咲かせ、終演頃には満月までよび寄せる演奏会となった。
「かぐや姫」は、上演にかかわった人々には豊かな心の結びつきを・・、本番は勿論のこと、本番同様の熱演リハーサルに招待された区内の小学生をはじめ、満場の観衆には大きな感動を・・、更にその収益を目黒ユネスコ協会へご寄付下さる等、大きな大きな贈り物を目黒の地に残してくれた。姫よ、心からありがとう! そして、ご関係の方々に紙面を借りて厚くお礼を申し上げます。
   寄付金(純益より)   101,301円
   募金(当日募金箱)    8,161円   計 109,462円         担当・原田富美子

修学旅行の中学生を迎えて
 4月23日、はるばる岩手県東磐井郡から東山中学校の生徒5名が事務局を訪れた。総合学習の一環である学習旅行でユニセフとユネスコの二つの機関を選んだとのこと。ネパールでの識字活動のビデオを見てから、あらかじめ送られてきた質問に答えるだけで与えられた一時間はあっという間に過ぎてしまった。自分たちの研究課題としてユネスコを選んだだけあり、下調べも出来ていたのでこの日学んだことを含めて、どのようなレポートが作成されるか楽しみである。帰り際、あらかじめ用意した「お礼の言葉」に「優しさと楽しさにふれて嬉しかった」との感想を付け加える心くばり豊かな中学生であった。
 今回の中学生の訪問は、私達自身の学習でもあった。自分では理解しているつもりでも、言葉で相手に伝えることの難しさ、中学生に相応しい資料を用意すること、そして何よりも暖かい心で「平和の大切さ」を伝えること。難しさの中に喜びを見つけられた楽しい学習であった。事務局が出来て、今後このような機会が増えると思われるが、今回の経験を更に積み重ねていきたいと思う。       交流活動委員長・宮崎富美子
 

ウェルカムパーティー 青少年対象活動委員会・報告
 
 4月20日、恒例のイベントのひとつで、一年の始まりを担う重大なウェルカムパーティーが中目黒スクウェアで行われました。当日用意していたプログラムは自己紹介を目的としたゲーム、世界遺産やスタディツアーで行った国のクイズ、みんなで楽しく話しあいをして仲良くなってもらうためのトークタイムの三つでした。
 開場時間は1時でしたが30分も前に来てくれた人も数人いるほどで、参加者も期待してきてくれている様子でした。そしてパーティーが始まるころには50人以上の人が来てくれました。自己紹介ゲームが始まるとみんな活発に動き回り、初めて知り合った人と交流をしてとても生き生きとしていました。クイズの時はチームの仲間と四苦八苦しながら難問に取り組んでいました。チーム対抗にしたのでみんな必死にがんばっていたのではないでしょうか。最後のトークタイムではお菓子や飲み物を飲みながら多くの人と話をして、たくさんの友達ができたのではないかと思います。パーティーが終わった後に多くの人から、楽しかったという声を聞いたのでみんな楽しんでくれたのだと思いました。これからもますます充実した国際交流の場を作っていきたいと思います。
 この行事をきっかけに、夏のリトリートに向けていよいよ活動開始です。               
     青少年対象活動委員会・副委員長  楠原武志

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