世界の停戦と非暴力の日。9月21日は国際平和デー
2021.09.21
国連では、国際社会が一丸となって共通した問題に取り組むために、さまざまな「国際デー」や「国際年」を制定しています。
本日、9月21日は「国際平和デー」です。この日一日は、敵対行為を停止するよう働きかける日。ニューヨークの国連本部では、毎年この日に、日本国連協会から国連に寄贈された「平和の鐘」を鳴らす特別記念行事が行われます。
また、本年、2021年は「平和と信頼の国際年」です。
この国際年は、2019年9月の第106回国連総会において決議されました。会議の中で、トルクメニスタン代表のAtaeva氏から、世界全体で国家機関や他国に対する信頼が危機に陥っていることに対する警鐘が鳴らされ、“平和と信頼”とは、“受け入れと敬意”ということであり、相互理解と多様性を認めることの具現化であり、国際関係の基本である、という趣旨の提言がなされました。
世界的な課題を解決するための指針である「持続可能な開発目標」(SDGs)が掲げられた「持続可能な開発のための2030アジェンダ」の前文でも、「平和なくして持続可能な開発は達成できず、また、持続可能な開発なくして平和は実現できない」と謳われています。
新型コロナに加え、世界の各地で政情不安が拡大しています。私たちは「Peace for Tomorrow広げよう 平和の心」をビジョンに、平和の心を広げる草の根の活動を推進します。
「戦争は人の心の中で生まれるものであるから、人の心の中に平和のとりでを築かなければならない」(UNESCO憲章前文より)