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【現地状況・支援速報 3/10】ウクライナ緊急募金

2022.03.11

ウクライナの国境付近の避難所で難民の方々に第1弾の支援物資( 赤ちゃん用のウェットタオル、靴下、スリッパなど )を配布しました。

昨晩の現地からの連絡では、ウクライナの国境沿いにあるチェルノーティ市には、10万人もの避難民が押し寄せているとのことです。

チェルノーティ市で避難民の支援活動にあたっているチェルノーティ・ユネスコ文化センターのユーリ・レフチック代表より、日本の皆さまへメッセージが届いています。

支援物資のための寄付を送金していただき、ありがとうございました。事態が切迫していて、難民となってチェルノーティに来る人が増えているので大変助かります。いただいた資金で、赤ちゃん用のウェットタオル、スリッパなどを買って届けることができました。私の団体ではいま、事務局を難民の人たちが泊まれるように準備しています。これから作業に取りかかるので、十分にお礼を言えなくてすみませんが、日本の皆さまに、心から感謝しています」

支援物資配布の様子▼

▼ウクライナのチェルノーティ市について

チェルノーティ市はウクライナ南部の国境沿いに位置し、そのまま30キロ南下するとルーマニアにたどりつきます。ウクライナからルーマニアに避難する人びとのルートの一つで、戦禍を逃れた人びとは、ここに集まっています。現在、10万人もの避難民が押し寄せきています。
もともとはルーマニア領でしたが、第2次世界大戦後、当時のソビエト連邦により強制的にウクライナ側に編入されました。(「チェルノーティ」はルーマニア語の発音で、ウクライナ語では「チェルノフツィ」と呼びます)

チェルノーティ・ユネスコ文化センター は、同市で避難民の支援活動にあたっています。

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▼ウクライナとルーマニア:

~難民の脱出地点と受け入れ地点で両国のユネスコ団体が連携

また、隣接国ルーマニアのスチャバ市にあるシグヌス科学ユネスコ協会は、チェルノーティ・ユネスコ文化センターと、ロシアのウクライナ侵攻以前から交流を続けていました。今、2つの組織は、ウクライナとルーマニアの国境を挟んで難民の脱出地点と受け入れ地点として、連携しながら難民支援を行っています。

なお、チェルノーティ市では銀行からの引き出し制限があるため、日本ユネスコ協会連盟は、寄付を分割送金しながら支援を行っています。今後も送金を続けます。皆さまのご寄付、ご協力をお願いします。

配布した赤ちゃん用のウェットティッシュなど
(写真提供: チェルノーティ・ユネスコ文化センター )
ルーマニア・スチャバ市には1時間に200人のペースで避難民が押し寄せている。(写真提供:シグヌス科学ユネスコ協会・ルーマニア)
(写真提供:シグヌス科学ユネスコ協会・ルーマニア)

活動を支える・参加するParticipation to support

私たちの活動には、多くの方々にさまざまなかたちでご協力・ご支援をいただいています。
わたしたちの想いに共感してくださる方を、心よりお待ちしております。ひとりひとりの力を未来の力に。

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