映画「ラーゲリより愛を込めて」を推薦します
日本ユネスコ協会連盟は、映画「ラーゲリより愛を込めて」を推薦します。
二宮和也さん、北川景子さん出演の映画「ラーゲリより愛を込めて」は、第2次大戦後、シベリアの強制収容所「ラーゲリ」で抑留者となりながらも生きる希望を失わなかった山本幡男(役:二宮和也さん)の壮絶な半生を描いた物語です。
第2次大戦の歴史も徐々に風化し、シベリア抑留を知らない世代も増えているなか、本作品は、二度と繰り返してはならない戦争や抑留の記憶を現代の私たちに引き継ぎ、平和の尊さ、平和への願い、人びとの愛を伝える作品です。
平和の礎を築くのは人間の心
私たち日本ユネスコ協会連盟は、「Peace for Tomorrow 広げよう平和の心」をビジョンに、平和推進の活動をしています。創立の原点には、戦争の惨禍を経験した人びとの平和への願いが込められおり、平和の礎を築くのは人間の心であるという確固たる信念があります。
昨今、ロシアによるウクライナ侵攻をはじめ、政変でより厳しい状況に置かれているアフガニスタンやミャンマーなど、世界の平和が脅かされています。このような時代において、私たちは改めて「人の心の中に平和のとりでを築かなければならない」と謳うUNESCO憲章の理念を受け継ぎ、世界の新たな危機に対応する取り組みを進めていく必要があると考えています。
企画プロデューサーの平野隆さんは、「この映画はいわゆる“戦争映画”ではありません。人間賛歌の物語であり、愛の物語です」と述べられています。
平和の希望を紡ぐのは人である、という私たちの活動理念に共通するストーリーであることから、映画「ラーゲリより愛を込めて」を推薦します。
推薦メッセージ
「私の父親も、シベリアに抑留され、生還した一人です。
戦争は、人びとが憎しみ合うから始まるのではなく、ごく一部の人が始めるものです。
しかし、始まってしまうと、多くの人が悲惨な目にあい、憎しみ合うのです。
だから、戦争はしてはいけないのです」
日本ユネスコ協会連盟 会長 佐藤美樹
映画観賞券をプレゼント
応募期間は終了し、発送は完了しました。たくさんのご応募ありがとうございました。(12月9日更新)
本作品を一人でも多くの方にご覧いただきたく、当連盟ホームページからお申し込みいただいた方の中から抽選で10組20名様に、映画鑑賞券をプレゼントします!
チケットをご希望の方は、以下よりお申し込みください。
応募締め切り:2022年12月8日(木)
当選発表・チケット送付:応募締切翌日に抽選を実施、同日発送します。当選者への発表はチケット発送をもってかえさせていただきます。
映画情報「ラーゲリより愛を込めて」
劇場公開日:2022年12月9日(金)
出演:二宮和也、北川景子、松坂桃李、中島健人、寺尾聰、桐谷健太、安田顕 ほか
上映劇場:全国のTOHOシネマズほか
詳しくは、映画「ラーゲリより愛を込めて」公式サイトをご覧ください。