SDGs成功の鍵を握る「教育の力」
SDGs達成に不可欠な質の高い教育を目指して
持続可能な社会の担い手を育てるための教育、ESD(Education for Sustainable Development)をご存じでしょうか。
教育分野における国際的な取り組みで、2002年に日本により「国連ESDのための10年」が提唱されて以来、学校の教育現場や地域社会を中心にさまざまな活動が実践されてきました。2019年には「ESD for 2030」が国連総会で承認され、その中で日本発の教育ともいえるESDはSDGsのkey enabler(成功の鍵)と位置づけられています。 そして国内においては、ESDは学習指導要領において基盤となる理念とされ、「持続可能な社会の創り手」の育成が求められています。つまり、ESDはSDGsを達成するための教育ともいえます。
SDGsの中の気候変動、貧困、ジェンダーなどの世界的課題を自分ごととして捉え、自分自身、さらには社会を変える力を育む、教育の本質ともいえるESDに、各地のユネスコ協会も一緒に取り組んでいます。
海面上昇で消滅危機にあるキリバスとの国際交流
各地のユネスコ協会の地域での取り組み事例の共有を通して、ESDについての理解を深め、さらには普及促進を目指す「ESD学習会」を定期的に開催しています。4月にオンライン開催した学習会では、仙台ユネスコ協会の取り組みを発表。
海面上昇により消滅の危機にあるキリバスとの交流を通じた国際理解教育、環境教育を、学校現場でどのように実践したかを、具体的な手法を交えて発表いただきました。
次回は7月8日開催予定
ESD学習会は、ユネスコ協会会員の有志によって開催されています。ESDに関心のある方なら、どなたでもご参加いただけます。次回の開催は7月8日を予定しています。
参加ご希望の会員は、津山ユネスコ協会(鈴木会長 masuzuki2854@gmail.com)までお気軽にお問合せください。皆さまのご参加、ご意見をお待ちしています!