2020年度ユネスコ活動グッドプラクティス賞 受賞協会が決定!
現在多くの協会・クラブが高齢化、財源不足、担い手不足など様々な課題を抱えていますが、課題を解決するヒントは協会・クラブの中にこそあるのではないか。このアイデアを基に、「2020年度ユネスコ活動グッドプラクティス賞」を設け、昨年12月に募集を開始しました。
応募があったのは、日ごろのユネスコ協会活動の蓄積を誇る全国18協会。3月17日に、三菱UFJ銀行の小山田隆特別顧問を審査員長とする4人の審査員の結果を集計し、受賞協会が決定いたしました。今回審査のポイントとなったのは、①ユネスコ協会所在地域での社会(制度・仕組み)の変容につながる活動の実践、②ユネスコ協会所在地域のNPOや行政などとの協働によるシナジーの度合い、③社会課題への新たな解決・対応手法・ファンドレイジング手法などの導入、④組織運営のための改革的な手法の導入の4点。
第1回目となるグッドプラクティス賞を受賞したのは、札幌ユネスコ協会「2020ユネスコカレンダーリサイクル市」、豊橋ユネスコ協会「ESD学校支援と地域連携活動」、箕面ユネスコ協会「持続可能な社会の担い手を育む地域ユネスコ活動~ネットワークで創る支援活動や総合的な学習~」、の3協会となりました。
札幌ユネスコ協会は、規模の大きなファンドレイジングを、カレンダーリサイクルという実施しやすい活動で行っていること、近隣の協会にも活動が広がっていることが授賞理由となりました。
豊橋ユネスコ協会は、市内ユネスコスクールのネットワーク化と、ユネスコスクールを対象とした平和学習を進めており、これからの民間ユネスコ運動によるユネスコスクールの在り方のモデルとなると評価されました。
また箕面ユネスコ協会は、行政や他団体との広範なネットワークを駆使して、子どもたちや困っている人の為だったらすぐ行動という姿勢が認められ、受賞となりました。
受賞した協会の活動は、今後動画を通じて紹介される予定です。地域に密着した3協会の活動をぜひとも参照にしていただき、今後の展開につなげていただきたいと思います。