【富山ユネスコ協会】青少年への普及活動:オンライン「ユネスコ教室」を開催
富山ユネスコ協会では、今年で3回目となる「ユネスコ教室」を新型コロナウイルス感染予防の観点から、オンラインで行いました。県内の学校を通じて開催案内をしたところ、12 人の子どもたちが参加しました。
1時間目は「世界寺子屋運動~書きそんじハガキを集めて役立てよう~」(講師:富山市立倉垣小学校深井美和校長先生)。世界には学校に行けない子どもたちが1億人以上、文字の読み書きができない成人(非識字者)が7億人以上もいること、そこで「すべての人に教育を」を目指して行われている世界寺子屋運動とはどういうものかを学びました。そして、世界寺子屋運動を支援する、書きそんじハガキ回収の協力を呼びかけるリーフレットづくりを体験しました。現地の写真から多くの人にこの運動を協力してもらえるキャッチコピーを考えました。
2時間目は「『わたしの提案!』みんなで考えよう環境問題とSDGs」(講師:松山友之富山国際大学准教授)。環境問題クイズに挑戦し、私たち一人ひとりができることは何か、グループでアイディアを出し合って、富山や日本、世界の友達向け「環境問題 わたしたちにもできるよ」メッセージを考えました。SDGsの17の目標に深く関わる環境問題について、ファシリテーター役の富山国際大学子ども育成学部大学生やグループの人と一緒に取り組みました。
<参加した小学生の感想>
○寺子屋運動については聞いたことがありました。僕はこの運動に賛成だったので頑張って書きそんじハガキを集めました。集めた結果がカンボジアの子たちの役に立ってとてもうれしいです。
○グループのみんなと、SDGsの⒓番についてたくさん話せたので楽しかったです。食品ロスについても出たので僕も気を付けたいです。僕自身もたくさん発表できたので良かったです。SDGsについては学校でも習っていたので参考になりました。来年も参加したいです。
<保護者の感想>
違う学校の子とグループになって、たくさん話すことができて喜んでいました。子どもも私も身近なところにばかり目を向けていましたが、この教室に参加して、日本、世界、地球へと広い視野で物事を考えることができたように感じます。子どもには自分のことだけでなく、広い視野を持ってもらいたいので、このような話し合いの場をたくさん作っていただけたら嬉しいです。