自然いっぱい!生き物いっぱい!王子ケ丘の自然を守れ!
愛媛県新居浜市立惣開小学校
参加人数 332人
その他(愛媛県総合科学博物館)1人
助成活動期間2019年4月~2020年2月
活動のねらい
学校に隣接する「王子ケ丘」にどのような生き物が現存しているか、観察・調査活動を行ったり、フジバカマを植えてアサギマダラの飛来を助けたりする活動を通して、環境に対する関心を深め、ふるさとや自然を愛する心や態度を育てるとともに、未来に豊かな自然を残していこうとする実践的な行動力を育てる。
活動内容
長距離を移動することで知られる渡り蝶、アサギマダラについて調べ、アサギマダラが好むフジバカマを植え、「フジバカマガーデン」を作る。アサギマダラを「フジバカマガーデン」に呼び、アサギマダラへのマーキングの方法を学んでマーキングをして、ホームページなどで広く知らせ、環境保全への活動を広げる。
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愛媛県総合科学博物館学芸員さんの授業
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アサギマダラの飛び方の学習
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みんなでマーキング
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アサギマダラの観察
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マーキングしたアサギマダラをフジバカマガーデンに放しました
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アサギマダラの飛来に喜ぶ児童
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フジバカマを植える児童
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捕まえた生き物を観察する児童
助成金の使途
助成額 10万円
(下記費用を、助成金から充当)
内訳 | 使途 | 金額 |
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消耗品費 | 花と野菜の土(1,023円×36袋) | 36,828円 |
消耗品費 | 赤玉土(1,541円×5個) | 7,705円 |
消耗品費 | 移植ごて(380円×65本) | 24,700円 |
消耗品費 | 藤袴(1セット) | 30,000円 |
消耗品費 | オーソサイド(殺菌剤) | 767円 |
児童・生徒の変容
学校に飛来してきたアサギマダラは捕獲し、児童や教職員でマーキングを行った。また、その他の蝶や多種の蛾、地中の生き物などに触れ、自然の生態系の不思議やそれぞれが循環し生命を育んでいることを子どもたちは実感することができた。自然に触れる中で、生命の尊さを感じることができた。
先生の声
〇 ESD成果発表会を通じ、地域や保護者に発信していくことにより、地域住民や保護者にもESDの取組に対して、関心を高め、より一層SDGs達成のためのESDを進めることができた。今回のESD成果発表会の様子は、ホームページでもお知らせしたり、新居浜市の取組の1つとして、日本ESD学会四国地方研究会で紹介されたりした。また、広報紙に本校の取組を紹介したところ、遠く離れた南予地方からも励ましの言葉をいただいた。
〇(工夫した点として)愛媛県総合科学博物館の学芸員の方と連携し、生き物の生態や育ちの在り方を詳しくお聞きし、自校の中庭にフジバカマを植え、アサギマダラが飛来する自然を増やした。また、アサギマダラの生態系を調べる中で、アサギマダラの飛行の仕方や特徴をつかむことができた。
〇 他にも、フジバカマを地域の日暮別邸記念館にプレゼントし、アサギマダラの飛来する美しいまちづくりに進めた。
生徒の声
○ 今日の学習で思ったことは、アサギマダラのすごさです。アサギマダラが遠くまで飛ぶことは知っていたけど、2000㎞も飛ぶと聞いて、とてもびっくりしました。アサギマダラの形をした紙を飛ばす実験では、アサギマダラがひらひらと飛んできれいでした。
○ 今回の学習をして学んだことは、アサギマダラが飛ぶ距離と羽の丈夫さです。アサギマダラが大きな海を越えて香港に行くなど旅をするのがとてもびっくりしました。なぜ遠い距離を飛べるのかと疑問に思っていたら、羽が丈夫なんだと教えてもらいました。
○ アサギマダラを触ったり見たりして、羽の薄さにびっくりしました。また、アサギマダラに似た擬態のチョウがいることも教えてもらいました。
○ アサギマダラは羽が丈夫で、グライダーのようにして飛んでいることを教えてもらいました。今日、マーキングして飛ばしたチョウも、どこか遠い場所で見つかってほしいと思いました。また、次にアサギマダラが来た時には、マーキングして飛ばしたいです。
○ アサギマダラがフジバカマに来るわけを教えてもらいました。フジバカマからとても良いにおいが漂っているのと栄養の高いものが得られるそうです。これからもフジバカマを大切に育て、アサギマダラがたくさん来る学校にしていきたいです。
○ 毎年、アサギマダラが飛んでくるのを楽しみにしています。これからも、毎月行っているラブ&スマイル(地域の奉仕活動)に参加し、少しでもより良い環境づくりに努力していきたいです。
学習成果発表の様子
実施なし
教材ダウンロード
資料なし