持続可能な未来の環境を考えるあかしや環境学習
京都市立朱雀第四小学校
参加人数 5~6学年88人
地域住民・保護者10人
助成活動期間2019年4月~2020年2月
活動のねらい
環境問題やエネルギー問題を自分の問題としてとらえ、問題を解決するためにできることを協動的に考え、考えたことを実践したり、発信したりする学習を通して、未来に向けて持続可能な社会の担い手を育成する。
活動内容
【5年生】総合的な学習「アイデア光る省エネ大作戦」でエコ改修のねらいやポイントを設計事務所の方や地域の方から教えてもらうことから始め、校舎の工夫を探り、自然エネルギーの活用を考え家庭で省エネを実践しておすすめのマイエコライフを発信した。
【6年生】総合的な学習「エコライフ宣言 for SDGs」で京都市の環境政策局の方のお話からSDGsを知り、自分たちでできることをNO7,NO12,NO13,について探究し、自分たちにできることを考え実践し、全校児童や保護者地域に発信した。また、理科「電気の性質とその利用」で、電気を有効に利用するために2つのセンサーをどのようにプログラミングすればよいかを実験しながら考えた。
★「脱炭素チャレンジカップ2020」タカラトミー最優秀次世代賞受賞
(ページ下部より、指導案ダウンロード可能)
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エコ改修について設計事務所の方の説明
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グリーンカーテンについて中京花と緑の会の方の説明
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エコ改修の実際(断熱材)についての説明
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「電気の性質とその利用」センサーのプログラミング
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エコツアー・エコモニター(校舎のエコな仕組みを下学年に紹介)
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エコツアー・ナイトパージ(校舎のエコな仕組みを下学年に紹介)
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グリーンカーテン作り(地域の方と一緒にツルレイシの植付け)
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CO2排出を減らす呼掛けのポスター
助成金の使途
助成額 99,336円
(下記費用を、助成金から充当)
内訳 | 使途 | 金額 |
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諸謝金 | 5年総合講師(5名) | 15,000円 |
旅費交通費 | 講師3名分 | 15,000円 |
消耗品費 | プログラミング実験セット(23,113円×3) | 69,339円 |
児童・生徒の変容
・校舎の仕組みナイトパージ(夜間に下から冷たい空気を取り入れ,暖かい空気を上から逃がす)を知り家庭でも実践したり、冷蔵庫の開け閉めなどを減らしたり、車を使わずに自転車や徒歩でいけるところは行ったりするなどに省エネに意識して実践する児童が増えた。いろいろなところで、省エネの意識が垣間見られるようになった。
・二条城に来ている外国の観光客のインタヴューを通して、自分たちのエコに関する意識がまだまだ低いことに気付いた。また、市役所の方の話から2050年CO2排出0を目指して頑張ろうという思いを持った。自分たちの考えたアイデアを市役所の方に発信した。身の回りのごみを意識して活用を考えたり、水をはじめ資源の無駄遣いを減らそうと意識する行動も見られた。
先生の声
・行政とタイアップして総合的な学習を進めることにより、児童が持続可能な社会について意識して意欲的に取り組むことができた。
・エコ改修の時の設計事務所の方に、5年生児童だけでなく教職員にも校舎の使い方などを教えて頂き、全校で環境教育に取り組むことができた。
・フェスティバルで全校が発信したことにより、児童・保護者・地域へ効率的に発信できた。
生徒の声
・学校には、環境にいい校舎のしくみがたくさんあり、4年生や地域の人に伝えることができた。
・学習を通して、自分たちができることをしていくことの大切さに気付いた。
・買い物にエコバックを持っていったり、水道の水をこまめに止めたり、自分の無理のない範囲で行動する。
・上の学年の人に教えてもらって、壁の中に入っているもの(断熱材)で違うことをはじめて知った。
・環境をよくすることで、いろいろな植物を育てたのが楽しかった。
学習成果発表の様子
「エコ&ハートフルフェスティバル」でSDGsについて発表した。