SDGsを通して学んだ社会課題を主体的に解決しようとする人材の育成
宮城県立仙台第三高等学校
参加人数 2年生 240人
/地域住民・保護者15人
助成活動期間2022/4~2024/2
活動のねらい
探究活動を社会の課題解決につなげることで主体的な学びの機会を充実させる。特に模擬国連では国際問題を理解しながら交渉力・協調性・リーダーシップなどの資質能力を育成する効果が期待でき、これらの活動によって様々な課題を自分自身に関わる問題として捉え、将来にわたって国内のみならず、複雑な国際社会の諸問題を主体的に解決しようとする人材を育成する。
活動内容
・2022年6月:模擬国連活動 日本模擬国連 工藤竜暉氏、椎根小梅氏、中山創太氏
・2022年7月:SDGs講演会 講師 日本ESD会長 見上一幸氏
・2022年7月:『チャレンジ模擬国連in山形』参加
・2022年10月:個人または4名以内のグループでテーマを設定し、探究活動開始
・2023年2月:探究活動の校内発表(スライド発表)
・2023年3月:『チャレンジ模擬国連in山形』参加
・2023年7月:『チャレンジ模擬国連in山形』参加
・2024年1月:第15回ユネスコスクール全国大会参加
・2024年2月:2年生『公共』にて模擬国連活動を実施
・2024年3月:『チャレンジ模擬国連in山形』参加
上記の活動内容に加えて、今までにも交流してきた台湾師範大学附属高級中学校のほかに、ユネスコスクール加盟校で韓国のChungryol Girl's High Schoolとのオンライン合同セッション、ハワイ大学や台中市の明道高級中学校との交流などが実現した。
また、大堤沼を活用してフィールドワークや環境学習を行った。大堤沼は環境問題に加えて、防災や治水権など、問題点が多くの領域にわたっている。本校はこの研究内容を可視化した土地模型を作成し、近隣の小学校や中学校等にも利活用の広報活動を実施した。そして、第15回ユネスコスクール全国大会にも参加し、ポスター発表を行った。
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模擬国連活動で生徒たちが議論を深め合っている様子
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「チャレンジ模擬国連in山形東」で自身の考えを深め合っている生徒たち
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「公共」の時間での模擬国連活動の様子
助成金の使途
助成額 30万円
(下記費用を、助成金から充当)
内訳 | 使途 | 金額 |
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謝礼金 | 9,000円 | |
旅費交通費 | 283,150円 | |
Wifiレンタル料 | 4,990円 | |
振込手数料 | 2,860円 |
児童・生徒の変容
国際的な課題を自分自身の課題としてとらえることで将来にわたって国内外の複雑な社会問題を主体的に解決しようとする意識が高まった。またサスティナブルな考えが深まり、身近な題材から課題を見つけ主体的に解決しようとする態度を育むことができた。
先生の声
・模擬国連では、世界各国の国政を知り、他国と協調できる案をどのように調整できるかを考えることで、他者理解、国際理解、交渉力の能力育成にがつながった。
・探究活動では近隣の自治会や小学校、中学校との連携を促進し、高校生による小中学校への出前授業や自治会・市民センターとのワークショップなどが今まで以上に拡大した。
生徒の声
・SDGsを日々の生活で意識して行動することで、よりよい社会、未来を創ることができると考えました。
・非公式討議の際に色々な国の大使と意見を交換する中で、異なる視点から議論を深め合うことや新たな発想に気づくことなどができ、とても勉強になった。
・たくさんの視点から意見を交わすことが達成感につながって楽しかったです。
学習成果発表の様子
第15回ユネスコスクール全国大会で代表生徒が挨拶をしている様子
第15回ユネスコスクール全国大会でのポスターセッション
教材ダウンロード
資料なし