地域と共に住み続けられる町づくりを考える
富山市立楡原中学校
参加人数 24人
助成活動期間2022/5~2023/2
- 環境学習
- SDGs全般
- 世界遺産・地域遺産学習
- 中学生
- 10万円枠
- 富山県
- 総合的な学習の時間
活動のねらい
世代を超えたコミュニケーションを通して、他者と協力し、つながりを重視する姿勢の育成とともに、地域の良さや課題を「自分事」として考えることを通した実践力、想像力を育成する。
活動内容
1学年 「食品ロスをなくそう」をテーマに企業訪問や調査活動を行った。
2学年 「住み続けられる地域づくり」をテーマに校外学習や調査活動を行った。
3学年 SDGsの17のゴールを自分事として捉え、自分にできることを実践した。
他にも、生徒会が主体となって「全校・食品ロス削減チャレンジ」、「楡中SDGsパスポート」、「書き損じハガキの回収」、「歯ブラシ回収プログラム」の実践を行った。
また、各学年とも地域の小学校と合同で学習発表会を行い、小学生、保護者、地域住民にもSDGsの啓発活動を行うなど、地域の担い手としての意識を育んだ。更には、JR楡原駅や地域のプールの清掃を行う「地域清掃活動」や、上行寺で行われた「平和の鐘を鳴らそう」プロジェクトに、生徒が自発的にボランティアとして参加しており、その姿勢は北日本新聞社に掲載されるなど、各方面から高い注目と評価を受けている。
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新聞記事(楡原駅の清掃活動の様子)
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新聞記事(「平和の鐘を鳴らそう」の活動の様子)
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生徒が作成した「楡中SDGsパスポート」
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UNESCOやSDGsについてまとめたポスター
助成金の使途
助成額 10万円
(下記費用を、助成金から充当)
内訳 | 使途 | 金額 |
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諸謝金 | 講師謝礼 | 20,000円 |
旅費交通費 | バス代など | 74,580円 |
雑費 | 水素エネルギー実験費用など | 5,420円 |
児童・生徒の変容
地域の課題と向き合い、自分事として捉えることを意識し、「地域清掃活動」などのボランティアにも自主的に参加するようになった。また、生徒会が中心となって「地域清掃活動」や「書き損じハガキの回収」などの取り組みを含めた年間を通してのSDGs活動を記録した「楡中SDGsパスポート」を掲示するなど、活動を「見える化」したことにより、多くの生徒が、SDGs活動を身近なものに感じるとともに、活動への意識を高めていった。
先生の声
1年を通して、生徒は多くの企業がSDGsに取り組んでいることや毎年、新たな取り組みを増やして実施していることを知り、驚いていた。学年が上がってからも学校生活の中でSDGsに取り組めることを考え実践していた。
生徒の声
・今回学んだことを生かし、食品ロスや節電等、少しでも自分でできることを積極的に取り組みたいと思います。
・ますのすしを作るときに出るアラも別の商品に加工していて、無駄にしないための工夫を感じました。(企業見学後の感想)
学習成果発表の様子
小中合同での学習発表会の様子①
県内の中学校では唯一のユネスコスクールであり、SDGsを意識した行動の啓発など、楡原中学校の果たす役割は大きい。
小中合同での学習発表会の様子②
学習発表会では小学生、保護者、地域住民にSDGsのゴールを達成するために自分たちができることを伝えた。
教材ダウンロード
資料なし