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食から広がる地域との関わり~世界の子ども達の存在・生命の大切さを知る~

認定こども園七松幼稚園

参加人数 3・4・5歳児 83人
/地域住民・保護者 約30人

助成活動期間2023/4~2024/2

活動のねらい

①食の大切さに気がつく
・野菜を育てる中で、野菜の成長に喜びを感じたり、愛着を抱いたりし、食べものを大切にする心を育む。
②世界の飢餓問題を知り、子ども達ができることを考える
・日本が恵まれた環境であることを知り、世界の食生活を学ぶ。
・募金活動を行う事で、子ども達が世界に目を向けることが出来るようになる。
③地域とのつながりを大切にする
・子ども達の成長を支えて下さっている地域の方々に感謝の気持ちをもつ。

活動内容

①コンポストで堆肥を作る取り組み
まず、世界環境デーでコンポストを知った園児たちが生ごみを使った堆肥作りを行った。園でのコンポストの取り組みを知った給食の調理師や近くのスーパーの方も生ごみを分けてくれるなど、協力してくれた。次に、コンポストの堆肥を使用した土でラディッシュを栽培した。そして、ある園児が野菜の自動販売機を園外保育で見に行った経験から、ラディッシュを売るための自動販売機を作成した。売り上げはピンクリボン運動に募金する活動へとつながった。
②ピンクリボン運動
園児たちは、園内のピンクリボン自動販売機設置を通して、ピンクリボン自動販売機の存在はもちろん、ピンクリボンの意味をより多くの人に知ってもらおうと皆で協力して看板を作った。
その後、「病気の人を助けたい」という思いから日本対がん協会に振込用紙を頂き、代表の園児たちが郵便局へ行って振り込みをしに行った。さらに、日本対がん協会へ手紙を送り、協会から感謝状をもらった。

  • コンポストを作るために生ごみを集めている様子

  • ピンクリボン啓発の看板を作っている様子

助成金の使途

助成額 92,827円
(下記費用を、助成金から充当)

内訳使途金額
謝礼金 研修費 30,000円
旅費交通費 研修交通費 3,520円
消耗品費 画用紙、ラミネートフィルム、野菜の種・苗など 59,307円

児童・生徒の変容

野菜がうまく育たなかったことをきっかけにし、本来捨てる生ごみを土づくりの堆肥にかえることができることを知った。今まで捨てていたものが再利用できたり、新しいものに変わったりする仕組みに気付く機会となった。また、実際に自分たちで野菜を販売することで、お金の仕組みを知る大切さを学ぶきっかけにもなった。そして、ピンクリボンの存在を知って「病気の人を助けたい」という思いやりの心が育まれた。

先生の声

・コンポストの堆肥づくりをきっかけに年上の園児が年下の園児に教えるという異年齢の関わりが見られた。そのことにより、園児たちの関係性が深まり、人間関係の輪が広がった。
・ピンクリボン運動自動販売機の取り組みでは地域交流が深まった。

生徒の声

「これも、生ごみ」(生ごみがコンポストに利用できることを発見し、生ごみを集めている)
「病気の人を助けたい」
「自分のおうちの人にお願いして(ピンクリボン運動自動販売機の商品を)買ってもらおう」
「(日本対がん協会に、お礼の)手紙を書きたい」

学習成果発表の様子

郵便局に行って代表の園児たちが振り込みをしている様子

上記の様子をジンバルを使用して中継を見ている園児たち

教材ダウンロード

資料なし