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共同農園での野菜づくり(3年生)

大地に生きる手鎌
わたしたちがつなぐ農業と食文化

大牟田市立手鎌小学校

参加人数 268人
/地域住民・保護者50人

助成活動期間2018年4月1日~2019年2月28日

活動のねらい

学校や校区の特徴を生かす食育を全学年で行い、未来像を予測して計画を立てる力、コミュニケーションを行う力を養い、地域を愛し、農業を愛し、地域のために行動する子供を育てる。

活動内容

地域とのかかわりを深める体験活動を柱に、①食への関心と健康な生活に係わる活動、②地域とつながる農業体験に係わる活動、③地域の食文化体験に係わる活動を行った。

3年生「共同農園をつくろう」「海のめぐみ有明海の海苔づくり」
4年生「共同農園をつくろう」「伝えよう潟いね踊り」
5年生「大地のめぐみお米プロジェクト」「未来へ伝えよう、手鎌の食文化『串だご』」
6年生「日本の伝統的な食文化を伝え合おう『大豆の秘密』」

  • 共同農園での野菜づくり(3年生)

  • 海苔づくり体験(3年生)

  • 育てた野菜を朝市で販売する児童(4年生)

  • 潟いね踊り(4年生)

  • 串だごづくり体験(5年生)

  • 豆腐づくり体験(6年生)

助成金の使途

助成額 100,000円
(下記費用を、助成金から充当)

内訳使途金額
謝金 54,080円
食育教材費 48,930円

児童・生徒の変容

・食育を中心として学校と地域をつなぎ,住みやすいまちづくりをしていこうとする思いをより一層強くすることができた。
・食文化や野菜作り体験等から,批判的に物事を考える力を発揮し,自ら課題を設定し,協働して考え,地域のために自分たちにできることを考えることができた。

先生の声

・活動を通してGTの方へ感謝の心を持たせる工夫をした。お礼の言葉、お手紙、パーティーに招待する。
・新たな課題をもたせるための、GTの活用や単元構成の工夫
・探究的な活動をしていくために体験活動を単元のどこに入れるか、
・活動を行うためにかまど、せいろなどの物の準備が大変だった。
・GTの方との打ち合わせの時間が、なかなかとれなかった。

生徒の声

(1)共同農園:
「わたしは、江上さんに夏野さいやサツマイモのことを教えてもらったおかげで、 自分たちで作った「おいもパーティー」ができてうれしかったです。それに、夏野さいを給食に入れて、1年生から6年生に食べてもらってうれしかったです。」

(2)子ども朝市:
「はじめての子ども朝市で野さいを売ったから、さいしょはどうやって売るのか少し分からなかったけど、ほかの3年生が大きな声で「いらっしゃいませ」「ありがとうございました」などを言っていたので、わたしもまねをして言ってみたらお客さんからも「ありがとうございます」と、言われたのでうれしかったです。また売りたいです。」

(3)がたいね踊り
「がたいね踊りは踊りだけでもむずかしいので、昔の人は、かごに土やどろを担い ですごいと思いました。これからもがたいね踊りをみんなに踊ってもらって手鎌の歴史を知ってもらいたいです。」

(4)黒崎串だご作り
「自分たちで田植えをし、秋にはいねかりをして昔の人々の気持ちが分かりました。この大切なお米で、とても特別な食べ物「串だご」作って、どんなに苦労しても幸せでおいしかったんだろうなと思いました。」

(5)豆腐作り
「私は、豆腐づくり体験を通して豆腐はとても長い時間をかけて作ることや、今まで知らなかった材料が入っていたことが分かりました。また、職人の先生の作り方は、やっぱりすばやくて、すごかったです。今まではふつうに食べていた豆腐ですが、これからは、この豆腐づくり体験を思いうかべながら感謝して食べたいと思いました。」

学習成果発表の様子

食育フェアで発表する児童(6年生)

食育フェアにおいて学んだことを発表したりして写真や資料をパネルに展示したりして、地域や保護者に歴史と伝統文化を引き継いでいこうとする思いを発信することができた。

教材ダウンロード

使用したワークシート等の教材

指導案