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民間ユネスコ運動発祥の地 仙台!

ごあいさつ

ユネスコ(UNESCO)は国連教育科学文化機関(United Nations Educational, Scientific and Cultural Organization)です。このユネスコを支援する民間組織として、「戦争のない平和な世界」を願って世界ではじめて仙台で創設されたのが仙台ユネスコ協力会です。仙台ユネスコ協会は、この協力会に由来します。それゆえ仙台は民間ユネスコ運動の聖地と言われることがあります。私ども仙台ユネスコ協会は先人の志を引き継ぎ、ユネスコ憲章の下、「平和な世界」と「持続可能な社会の構築」に向けて日々活動を行なっています。

民間ユネスコ運動は、ユネスコ憲章の精神の下にすでに70年余の歴史があります。本協会は、子どもキャンプやユネスコカレッジ、ユネスコスクールのESD活動支援など独自の活動のほか、消えゆく日本の文化や自然を守る「未来遺産運動」や識字教育のための国際貢献活動の「世界寺子屋運動」など、全国のユネスコ協会との連携事業も行なっております。また近年、若い会員による青年部の活動が活発化しており、グローバルな視点に立った若い会員の活躍が大いに期待されます。

仙台ユネスコ協力会の設立以降、幸い日本では他国との戦争はありませんでした。しかし世界では、民族間の対立、一部の国では内向きの思考や社会の分断化が危惧されています。ヨハン・ガルトゥング氏の言う「積極的平和」、つまり貧困、抑圧、差別などの構造的暴力がない状態という点では課題があります。また、我々の“持続可 能な社会”の構築を阻もうとする地球温暖化・気候変動や人権など多くの課題があります。

このような状況の中で国連は「SDGs(持続可能な開発目標)」を定め、ユネスコをリード機関の一つとしてESD(持続可能な開発のための教育)やSDGsを積極的に進めており、仙台ユネスコ協会は公益法人として、これらESDおよびSDGsに積極的に取り組んでいます。私どもは、官民学が連携して持続可能な開発目標を達成するためのステイクホルダーの一つとして積極的に活動してまいります。

本協会には、さまざまなお立場の市民が会員になっておられ、立場も年齢も越えて世界の平和と持続可能な社会の構築に向けて、ご一緒に力を合わせたいと思います。「令和」時代の幕開けとともに本協会が持続可能な社会の構築に一層貢献できるように、会員のみなさまの“一人一人がやり甲斐のある活動の場”を広げたいと考えておりますので、どうかお気軽に会員として社会貢献の輪に加わっていただきたいと思います。

会長 見上 一幸

組織図

組織図

委員会の紹介

委員会名 ①企画・広報委員会 ②ESD/SDGs委員会
青年部担当
③ユネスコ活動委員会
担当事業
  • 仙台ユネスコ協会の将来構想(ビジョン)の提案に関すること
  • 民間ユネスコ運動の催事に関すること
  • 世界寺子屋運動の展開
  • ユネスコ活動の広報に関すること(会報・HP、メディアを通じて市民に)
  • ユネスコ活動の普及のための各種出版物の刊行 及び頒布に関すること
  • 新規会員の入会促進に関する企画に関すること
  • 役員・会員などの交流・意見交換会
  • SALON&ZOOM講座の企画運営に関すること
  • ESD(持続可能な社会つくりの担い手を育む教育)活動の普及・推進に関すること。
    ......ユネスコスクールに関すること
  • 17のSDGs(持続可能な開発目標)に関する関連事業を企画運営すること。
    ......官公庁・経済界・教育界との連携
  • ESD活動拠点として、関連団体と連携すること。
  • 青年部の担当・支援
  • 国際交流事業の開催
  • 他団体との共催事業 (バザー・展示など)
  • ユネスコカレッジの開催
  • 世界遺産・地域未来遺産の保全・保護の啓蒙
  • 絵で伝えよう!わたしのたからもの絵画展の開催

仙台ユネスコ協会の主な活動

1)民間ユネスコ運動の日

仙台ユネスコ協力会(仙ユ協の前身)創設の7月19日を「民間ユネスコ運動の日」と制定しています。
全国のユネスコ協会でも記念行事が行われます。仙台ユネスコ協会では記念講演を行い、ユネスコの理念の啓発に努めています。

2)ユネスコカレッジ講座

生涯教育を主眼に、「ユネスコ婦人大学」「ユネスコ大学」等の名称で行ってきた活動の継承です。近年は歴史文化をテーマに開講してきましたが、2019年度からESD /SDGs(持続可能な17の開発目標)の推進を掲げて、「気候変動」や「食糧問題」をテーマにした講座を追加しました。本講座を通して、市民レベルでの普及と啓発に努めています。

3)SALON&ZOOM講座

2020年度から新たに企画・実施している活動です。少人数の対面型サロンと非対面型のオンラインを併用することで遠距離や在宅でも参加できる講座です。環境や文化芸術に関する講演のみならず、外国の大学生との交流会としても活用しています。

4)宮城ユネスコ子どもキャンプ( 於:泉ヶ岳ふれあい館)

青年部のメインの活動です。県内の小学4年生から中学3年生を対象とし、子どもたちが自然の中でのキャンプを通して、自主性・コミュニケーション力などを習得できるようにプログラムを工夫しています。

5)子ども絵画展「絵で伝えよう!わたしのたからもの」

未来遺産運動の一環としてスタートしたもので、地域への関心を高め、大切に思う精神を育むために小中学生を対象に実施しています。毎年約300点の応募があり、東北電力グリーンプラザ・アクアホールを会場に、作品展を開催しています。

6)多文化共生への取り組み

青年部主催の活動です。近年はお互いの文化的相違を認め合い対等な関係を築き、共に生きていく活動が求められています。
そこで、お互いの言語を教え会う中で異文化を知る「ランゲージ・エクスチェンジ」、海外の大学生グループとお互いの文化等を紹介する「オンライン・ミーティング」、他地域を訪問し現地の若者たちとの交流を通じて文化や環境について学びあう「スタディ・ツアー」を展開しています。

7)世界寺子屋運動(書き損じはがき等の寄付)

戦争や貧困などで教育の機会に恵まれない子供や大人のために、主に東南アジア地域に「寺子屋:CLC(Community Learning Center)」を広げていく活動です。このCLCは基礎教育や職業訓練の場のみならず、図書館や地域のお祭り会場、ボランティア活動や文化交流の拠点となっています。当協会の具体的な支援方法は、皆様から書き損じハガキや未使用切手、プリペイドカードの提供をいただき、これらの寄付を行っています。