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  3. 2019年度事業行事一覧表

事業・行事予定 2020年9月28日改訂

期 日  時 間 内  容 備 考
2019年7月7日(日)
ユネスコカレッジESD講座
終了しました
2019年7月21日(日)
「民間ユネスコ運動の日」記念事業
講演:福島県只見町元教育長 齋藤修一氏
会場:アエル6階 セミナールーム
終了しました
2019年8月9日(金)~11日(日)
第5回宮城ユネスコ子どもキャンプ
場所:泉ヶ岳ふれあい館
終了しました
2019年9月7日(土)~8日(日)
第75回日本ユネスコ運動全国大会in東京
終了しました
2019年9月14日(土)~16日(月)
仙台ユネスコスタディツアーin沖縄
テーマ:沖縄の歴史・文化を通じて世界が抱える課題を学ぶ
終了しました
2019年9月23日(月)
せんだい地球フェスタ2019
会場:仙台国際センター 展示棟
終了しました
2019年10月16日(水)~17日(木)
ユネスコカレッジ
テーマ:地域遺産の貞山運河を学ぶ ~御船入堀と塩竃~
場所:一日目=講演会 戦災復興記念館
   二日目=貸切バスで現地調査 蒲生・多賀城・塩竃
終了しました
2019年10月19日(土)~20日(日)
東北ブロックユネスコ活動研修会in遠野
テーマ:「築こう持続可能な社会、広げよう平和な心」
-地域文化の創造発展とまちづくり
場所:あえりあ遠野-
終了しました
2019年11月8日(金)~13日(水)
世界平和と防災プロジェクト~被災地から未来につなぐSDGs~
場所:S-PAL仙台 本館1F エスパルスクエア
内容:国際交流講演会・演奏会
   小・中・高生による防災活動発表、SDGs講演会・ワークショップ
   パネル展示(ユネスコ活動紹介、SDGs啓発写真など)
終了しました
ご案内.pdf
2019年12月8日(日)
中学生対象イベント「第1回中学生ユネスコカレッジ」
会場:トークネットホール仙台(仙台市民会館)第2会議室
終了しました
2019年12月18日(水)
仙台ユネスコ協会活動報告会・交歓会
場所:DUCCA仙台駅前店
スケジュール:活動報告会:17:00から
       交 歓 会:18:00から
会費:5,500円
参加締切:11月30日
終了しました
ご案内.pdf
2020年1月7日(火)~11日(土)
ユネスコ子ども絵画展
第22回「絵で伝えよう!わたしの町のたからもの」
展示場所:東北電力グリーンプラザ・アクアホール
終了しました
ご案内.pdf

事業・行事実績

「ユネスコ子ども絵画展」を開催しました

1月7日(火)~11日(土)、第22回ユネスコ子ども絵画展「絵で伝えよう!わたしの町のたからもの」を東北電力グリーンプラザアクアホールで開催しました。
子どもたちが、地域の文化や自然を愛し、誇りをもって、守り、伝えていこうとする気持ちを育むことを目的とし、小学生・中学生を対象に「わたしの町のたからもの」をテーマに絵画作品を募集しました。今年は、小学校38校・中学校11校の参加があり、261点の作品の応募がありました。
すべての作品を展示し、作者の制作意図もスライドショーで作品と共に紹介しました。
子ども絵画展も22回と回を重ね、応募作品も年々増えてきています。今年は、1800名を超える多くの方にご来場いただきました。
会場の様子と作品の一部を紹介します。

会場の様子と作品の一部

表彰式の様子

「世界平和と防災プロジェクト」を開催しました

11月8日(金)~13日(水)の6日間、仙台ターミナルビル(株)様から、エスパルスクエアをご提供いただき、「世界平和と防災プロジェクト」を開催しました。開催場所の利便性と6日間連続という開催期間は、仙台ユネスコ協会の啓発活動にとってチャンスととらえ、協会挙げてのプロジェクトとして、ESD/SDGs委員会、ユネスコ活動合同で企画しました。
多くの個人、団体の皆様にご協力いただき、観客数が200名に及んだステージもあり、会期中延べ500名の方々が足を止めてくださいました。 また、SDGsの17の目標への関心度調査には、170名の方に参加いただきました。カラフルなロゴマークを見て、「知ってる!学校で勉強した」という声が高校生、大学生から聞かれた反面、大人の方は「初めて知りました」と言う方が多かったように感じました。一般にはまだまだ浸透していないSDGsですが、若い世代に広がりつつあることに、未来への希望を感じました。
6日間のプログラムと出演者、来場者数についてはこちら(pdf)から
以下に、プロジェクトの様子を、写真でご紹介します。

  • 仙台ユネスコ協会と青年部の紹介パネル。青年部はスタディツアーで訪れたばかりの沖縄首里城火災への募金も行いました。開催中の『世界防災フォーラム』に合わせ、東日本大震災時に寄せられた「絆、メッセージ・フロム・ザ・ワールド」も紹介

  • プロジェクト開催にあたり、いただいた首長メッセージ。郡和子仙台市長、若生裕俊富谷市長、小沢晴司環境省東北地方環境事務所長

  • 仙台ターミナルビル(株)が、仙台市若林区荒浜で展開する「体験型大規模観光果樹園」の紹介パネル。立ち止まって見入る人たちが多くいらっしゃいました。

  • ユネスコスクールの活動紹介「宮城教育大学附属小学校」

  • 環境省東北地方環境事務所 自然保護官 山口遥香氏による記念講演「みちのく潮風トレイル」

  • 聖ウルスラ学院高等学校吹奏楽部によるフルートアンサンブル演奏

  • 聖ウルスラ学院高等学校吹奏楽部によるクラリネット&サックスアンサンブル演奏

  • 対談を前に、にこやかな山本部長と見上会長

  • 中尊寺一山金剛寺副住職 破石晋照氏。身振り手振りを交えた講演「中尊寺~託された想い~」

  • ARTWAY Duoとしての息の合った見事な演奏に会場は魅了されました。

  • トルコへの留学経験のある破石さんとスロバキア出身のタタルさん、グローバルな話題で盛り上がりました。

  • ケンタロ・オノ氏の講演「仙台とキリバスをつなぐもの~国連仙台防災枠組みと気候危機~」

  • ケンタロ・オノ氏と東北大生とのトークショー。2人はそれぞれ環境系の活動のリーダーです。モデレーターは東北ESD活動支援センターの井上氏が務めました。見上会長も会場からトークに参加

  • SDGsへの取組を発表する富谷高等学校の生徒。多彩な活動が素晴らしく、発表も堂に入ったもの、他に男子生徒が2名発表しました。

  • 成田中学校区の地域防災活動を発表するCDの増田恵美子氏。各所で発表し、関心度が高い取組です。

  • SDGs関心度調査のパネル。170名の参加がありました。最も関心が高かったのは、ゴール1の「貧困をなくそう」でした。

  • 「絆」メッセージ・フロム・ザ・ワールド。東日本大震災時、当時のボコバ局長の呼びかけで、世界中から30,000通のメッセージが届いたという

  • 世界平和への祈りを込めたワークショップ「クリスマスオーナメント作り」。保育園児、学習発表会代休の小学生から大人まで、楽しみながら作っていました。

  • ワークショップ「SDGsすごろくゲーム」17の目標に関する問題を解きながら駒を進めます。このときは英語版でプレイ。3人とも日本語が達者な外国人です。

  • 外国人の方、仙台ユネスコ協会メンバーで「未来につなぐ」をテーマにディスカッションし、6日間のプロジェクトを終了しました。

東北ブロック・ユネスコ活動研究会岩手大会in遠野
◇ テーマ 「築こう持続可能な社会、広げよう平和の心」
◇ 期 日 2019年10月19日(土)~20日(日)

街のあちこちに「民話のふる里 遠野に ようこそ!」の文字が目に付く。
「遠野物語」で有名な遠野は、今も民話が息づき、郷土芸能・民族遺産が地域文化として継承され、現代の人々の生活に生き続けていました。オープニングの「山口さんさ踊り」や、懇親会での「子ども語り部」の発表を見聞きし、遠野の世界にすっかり魅了されてしまいました。

遠野ユネスコの取組(発表)は、『遠野遺産認定制度』を例にとると、市民協働で地域文化を継承するという目的や、「計画・実行・点検」のサイクルが確立しており、説得力のある内容でした。厳しい社会状況・乏しい経済力といった条件下で、発表者に共通していたのは「郷土愛」でした。その中から「郷土学」のような発展に繋がっていくのでしょう。実践発表の遠野緑峰高校は、「ホップ和紙」の研究で全国ユース環境大臣賞に輝いた有名校。今回はホップ和紙に染色という付加価値を与える研究発表で、摘花の花弁から染色材を抽出という研究発表。地域のホップ農家との連携が今後の課題ということでした。
特別講演は、チベットの声楽家バイマ―ヤンジンさん。文字の読めない親と11人兄弟という貧しい家庭で育ち、家族の犠牲的ともいえる援助で大学教育を受けた彼女は、25年前日本人と結婚。以来故郷チベットへの教育支援を行っています。チベットと日本の違い・格差を客観的に捉えながら、世界の平和を想い、日本をこよなく愛する笑顔の素敵な方の講演でした。

2日目では、日本ユネスコ国内委員会報告を白石ユ協の山田会長が行いました。民間ユネスコ協会の声はパリ本部に直接届くので、意見を出していきましょうと力強いメッセージを発信しました。続いて、青年連絡協議会評議員で仙台ユネスコ青年部の中谷さんが、青年活動の活性化に向けて、全青連の活動と仙ユ協青年部活動をしっかりアピールしました。
仙台への帰途、「遠野物語」の柳田國男に民話を語り伝えたという佐々木喜善の家や、復元された「水車小屋」のある山口集落を巡りました。水車小屋の持ち主が丁度やってきて、水車を動かし米粉作りを実演して下さいました。
遠野大会では1日目冒頭で岩手県ユネスコ協会事務局長が『SDGs宣言』を読み上げ、「健全な地球を残す責任が我々にはある」ことを参加者全員で確認しました。

  • アトラクション 郷土芸能「山口さんさ踊り」
    遠野では郷土芸能が盛んで、現在でも65団体が活動しているそうです。

  • 交歓交流会  遠野市立土淵小学校の生徒による「子ども語り部」
    参加者を「遠野物語」の世界へ誘ってくれました。

  • 特別講演 「幸せへの近道 ~日本で暮らして思うこと~」
    講師 チベット声楽家 バイマーヤンジンさんと仙台ユネスコの参加者。この写真はヤンジンさんの旦那さまが撮ってくださいました。

  • 実践発表 岩手県立遠野緑峰高校 草花研究班
    遠野はホップ栽培面積日本一、廃棄されるホップの藁を利用した和紙作り。 持続可能な農業の一翼を担う高校生の取組みです。

  • 日本ユネスコ国内委員会報告
    山田委員(白石ユネスコ会長)は国内委員会の役割を丁寧に説明し、最後に「皆さまの声も 世界に届きます!」と、民間ユネスコ協会の役割の重要性を説きました。

  • 青年連絡協議会評議員報告
    東北ブロックのユ協間では、青年部活動が低迷しているのが現実で、その活性化は急務です。中谷評議員から各ユ協にアンケート協力依頼を行いました。

  • 山口集落「水車小屋」
    山口集落は2013年国選定重要文化的景観に、2017年にユネスコ未来遺産に登録されました。古いものを大切にする取組から復元され、現在も水車は使用されています。

  • 山口集落「佐々木喜善宅」
    遠野の昔話研究者である佐々木喜善は、柳田国男に民話を語り「遠野物語」誕生したのです。佐々木邸前には碑文が立っています。

2019年ユネスコカレッジ講座実施

日本ユネスコ協会連盟は国内の地域遺産、文化財の保存継承を念頭に「未来遺産運動」を展開しています。仙台ユネスコ協会は、「政宗が育んだ伊達な文化」が2016年度の「日本遺産」に認定されたことを記念し、「〜地域遺産の貞山運河を学ぶ〜」をユネスコカレッジ講座のテーマに掲げ取り組んできました。
一昨年は貞山運河と阿武隈川の舟運を、昨年は貞山運河と四ツ谷用水をそれぞれ現地訪問して学び、3回目となる今年は、貞山運河の一部である塩竃・蒲生間のお舟入堀と塩竈について10月16・17日の2日間にわたり研修を実施しました。

初日は仙台市戦災復興記念館における座学です。前塩竈市文化財保護審議会長の髙橋守克氏から「お舟入堀と塩竈」について、鹽竈神社博物館学芸員主事の茂木裕樹氏から「四代藩主綱村公と鹽竈神社」について詳しく丁寧に説明していただきました。

2日目は貸し切りバスによる現地踏査です。蒲生高砂神社、湊浜緑地公園にある薬師堂、弁天沼、大代地区の橋本橋界隈、塩釜の籬(まがき)島(曲木島)、東園寺、御釜神社、旧ゑびや旅館、鹽竈神社博物館、鹽竈神社を1日かけて廻りました。勿論、前日の講師の先生方が付き添ってくださり現地を詳しく分かり易く説明していただき贅沢で盛り沢山の研修内容でした。下記の写真で雰囲気を味わっていただければと思います。

来年度も同様の企画を計画する予定です。多くの方々のご参加お待ちいたします。

10月16日 座学(仙台市戦災復興記念館)

  • 講師のお二人
    右 髙橋守克氏、左 茂木裕樹氏。

  • 見上会長の開会挨拶
    台風19号の被害を心配していました。

10月17日 現地踏査

  • 高砂神社
    蒲生地区の鎮守として創建されたと言われます。東日本大震災津波の被害に遭ったが鳥居、社殿は流出を免れ、近くに移転、復旧されています。

  • 旧お舟入り堀沿いの松
    蒲生地区のお舟入り堀は仙台港・工場用地造成で失われ、堀沿いの松並木は東日本大震災津波で多くが失われましたが、残った松がお舟入り堀の経路を示しています。

  • お舟入り堀の橋本橋近くの堤防で髙橋講師から当時の状況を聞く受講者。資料を片手に皆さん熱心な表情です。

  • 湊浜地区の薬師堂
    湊浜、松ケ浜、菖蒲田浜の鎮守として祀られている。建物裏の凝灰岩岩窟に半肉彫の薬師座像が彫られている。普段は閉じられているが、この日は開けてもらい真っ暗な窟内に4~5人で入る。ライトに照らされた摩崖仏を見て、地元民の信仰に感動しました。

  •  

  • 薬師寺横の横穴墓群
    古代の集団墓地。この写真では見えないが、左にある榧(かや)の木の巨木は、慈覚大師お手植えとの伝承があります。

  • 籬(まがき)島の籬神社前で集合写真(39人参加)
    籬島(曲木島)は、塩竃の八島あるいは十二島に挙げられる島のひとつ。凝灰岩の崖になっており松が茂る歌枕の地。わがせこを都にやりて塩釜の籬の松ぞ恋しき(古今和歌集)

  • お待ちかねの昼食
    塩釜海の駅で舟盛定食。新鮮で美味。みんな大満足。このあと土産を買います。

  • 東園寺
    仙台藩4代藩主伊達綱村公による塩釜港復興の恩徳「貞享の特令」に報いるため、村民の願いで東園寺に位牌が安置されたという。お庭に秋の気配が漂っており、清々しい気分になりました。

  • 塩釜神社
    現地踏査の最後は塩釜神社。門を入り、茂木講師から左宮・右宮、別宮の拝殿、本殿の説明を聞く受講者。

◇見上会長、雑誌「りらく」取材!◇

本年5月末に新会長に就任した見上会長が、雑誌「りらく10号」の「顔語り」で紹介されました。
ご覧になった方も大勢いらっしゃるのではないでしょうか。
見開きの左半分は満面笑顔が印象的な立ち姿の写真で、見ている私たちも思わず微笑んでしまう…。
右半分は文章で、冒頭文は「笑顔の人だ。」です。

取材は、猛暑が続いた8月下旬、場所は仙台ユネスコ事務所で、雑誌の担当者(記者)と見上会長、そして仲介役を務めた岩山理事が見守る中で行われました。取材中盛り上がったのは、大学教員時代の専門分野(ゾウリムシ)の話のようでした。
勿論、ユネスコ活動やESD/SDGs(持続可能な社会創り)に関する話題も熱心にお話していました。

「りらく10月号」は9月下旬に発行されており、会員さんから「仙台ユネスコの見上会長が掲載されてるよ‥‥カレッジ(10月16日・17日開催の仙ユ行事)に行けない私ですが、見上会長の文面を拝読して元気づけられました」という感想も届いております。
3年前には中村前会長が「りらく」の紙面を飾りましたので、仙台ユネスコ協会会長の紹介は引続いての掲載となりました。市民の皆さまとのいい橋渡しになると感じています。

  • 取材中の様子―会長と記者の方々

  • りらく「10月号」の表紙

国際色も豊かに盛り上がった交流 ! !
~2019せんだい地球フェスタ

在仙の約50の海外文化交流、支援等を目的とする団体を集めて開催された「せんだい地球フェスタ」、あいにくの雨模様にもかかわらず大勢の留学生や外国人、日本の学生や一般の客の来場で開幕しました。
各国の珍しい料理、民芸品を展示販売するブース、多彩な民族の音楽や踊りのステージ、国際色豊かな色とりどりの衣装に身を包んだ異国の人々との交流で広い会場もさながらお祭り状態の熱気に包まれた。
スタッフの献身的な努力と協力のおかげでブース前ではたくさんの方たちが足を止めユネスコの説明に耳を傾けられ、用意していた宣伝用のチラシも品切れの盛況。会場で来訪者から2名のユネスコカレッジへの申し込みがある等嬉しい内容となりました。

1.展示ブースとパネル ユネスコ協会の紹介、各活動のパンフレットや写真を展示

  • ユネスコ協会の紹介、各活動のパンフレットや写真を展示

  • ホテルメトロポリタン様のご厚意で譲り受けた2基の豪華な七夕飾りが彩を添えていた。

2.平和への祈り…折り鶴、短冊メッセージ

  • 担当スタッフの楽しみながらも懸命に折り方の指導で子供達も嬉しそう。

  • 今年で5年目の継続企画だったが折り鶴コーナーは親子連れで終始盛況

3.ゆかた等着付け体験…

  • 日本の着物体験を通して、会話等で交流が生まれたことは大変すばらしいことだった。

沖縄スタディツアー開催

2019年9月14日から16日まで、沖縄スタディツアーを開催致しました。
初回である今回は、青年部5名、一般参加者2名の計7名で、沖縄戦や琉球文化について勉強をしてきました。
スタディツアーの開催は、青年部で初めての試みだったため運営面での反省点や課題は多くありましたが、ツアー中の活動はたくさんの実りがあるものとなりました。戦争の過ちを知ると共に、引き継がれてきた歴史や文化を学ぶ。
私は、スタディツアーの醍醐味はその両面を見ることだと思っています。戦争などで一度は消え去られようとしていた人々の思いは、現在、文化として後世に引き継がれていること。その大切さを身で知ることができます。 多くのことを学び、考え、そして共に気持ちを共有し、最終日には全員ツアーを通して経験したことを具体的な行動として移そうという気持ちになっていました。
全員が来年度も沖縄で勉強をしたいと考えています。運営面や金銭面などで多くの課題もありますが、一年間で各自力をつけていき、来年度はより良いツアーにしたいです。(青年部 中谷 祐太)

  • ・一日目 世界遺産 勝連城跡にて
    ~その後、現代版組踊「肝高の阿麻和利」と合わせて勝連の歴史や文化を勉強~

  • ・二日目午前 平和記念公園にて
    ~平和の搭を背に~

  • ・二日目午後 沖縄ワールドにて
    ~沖縄の文化体験と鍾乳洞探検~

ユネスコ世界寺子屋運動30周年記念
「第75回日本ユネスコ運動全国大会in東京」参加報告

日 時 9月7日(土)~8日(日)
場 所 東京 豊島区立目白小学校講堂
テーマ 「学びを通して地域を振り返る」

今年は、世界寺子屋運動30周年記念しての全国大会となりました。
世界寺子屋運動は、マイケル・ジャクソンの寄付金からスターした事業で、仙台ユネスコ協会も書き損じハガキ回収など途上国の人々への学習支援を行っています。

◇大会1日目のテーマは「寺子屋での学びがもたらしたもの」
世界寺子屋運動の役割と展望についての統括で、寺子屋教育、識字教育、共生が主な論点で充実した企画でした。青年部のメンバーは、「彼らは寺子屋に通った背景も年齢も様々だが、寺子屋によって人生が変わり、自分の地域や環境も変えていこうとしている。その姿に感銘を受けた」と感想を述べた。

  • 基調講演のハネマン氏は、ESDに焦点を当て、課題も指摘していました…

  • 現地のパネリストたち。ネパールの女性は44歳で識字クラスに…、11歳で復学支援を受けた女子高生も参加

  • パネリストの紹介したイラスト=場外から野球見物する人々
    左から
    イ)平等な見物;小さい子は壁で見えません
    ロ)公正な見物;壁の上から見えるよう台を用意。「誰も置き去りにしない」という考え方。
    ハ)未来の見物;壁をネットに(社会の民主化)という発想

◇2日目のテーマは「学びを通して共生社会を創る」。
地域の役割のディスカッションと山田洋次監督の講演。
山田監督の「寅さんの学校論」は、型にはまらず自由奔放な寅さんから学ぶことの多いこと。映画「学校」にも登場した夜間中学生の存在と、その逆境の生徒たちの逞しく率直な言動等々、聞き入ってしまいました。現代社会の片隅に光を当てた、温かく厳しい眼差しが聴衆を魅了し、琴線に触れる講演だったと言えましょう。
今年12月末公開の映画「お帰り寅さん」の予告もありました。

  • 山田監督の講演。
    幸せって何?・お金か?・学校の役割とは?…

  • 今年の12月末公開「男はつらいよ お帰り寅さん」のチラシ

  • 仙台ユ協の参加者10名(青年部3名 役員7名

  • 全国ユ協の青年達との交流場面。子どもキャンプにスタッフ参加した懐かしい顔も見えます。

8月9日~11日の2泊3日で、青年部企画「第5回宮城子どもキャンプ」を実施しました。

年々応募者が増えているため、今年は先着順で申し込みを受け付け、参加児童・生徒52名、青年部、スタッフの高校生・大学生など総勢97名で、オーエンス泉岳自然ふれあい館を会場として実施しました。

小学4年生~中学3年生までの、学校も学年も異なる子どもたちですが、毎年の再会を楽しみに参加している子どもたちも多く、年を追うごとに活動が充実してきています。今年の活動には、何とSDGsについて考えるプログラムがあり、最初はキョトンとしていた子どもたちも、柔軟な思考で素晴らしい考えを発表、大人が若い感性に感心させられる場面もありました。

笑顔いっぱいの活動の様子は、青年部がFacebookにアップしていますので、ぜひ、ご覧ください。

ここでは、キャンプの象徴「キャンプファイヤー」と、命の源「食事を作る火」にまつわる写真をご紹介します。

  • 今年のキャンプテーマ「なたもだNATAMODA 」のTシャツで記念撮影

  • キャンプファイアーを盛り上げる“火”の番人。
    その技術は次の世代へと受け継がれていきます

  • 薪割り、火起こし、飯盒で炊いたご飯と大鍋カレー。
    味は格別、笑顔は特別!

  • 一心不乱に薪を割っているのは?…見上会長です。
    野外炊飯のかまどにくべる薪づくり。

  • 子どもたちがキャンプファイヤーを囲んで盛り上がっている時、その火を守っているのが、青年部でも先輩格のお兄さんたち。先輩から後輩へ、その術も引き継がれていきます。

    満足げな笑顔に、エプロンがよく似合っています。

2019年「民間ユネスコ運動の日」記念講演・交流会報告

*2019年7月21日(日) 10:00~
*仙台市中小企業活性化センター セミナールーム(アエル6F)
「民間ユネスコ運動の日」は、世界初の民間団体・仙台ユネスコ協会の設立を記念した行事。

今年は、福島県只見町の元教育長 齋藤修一氏を御招きして、含蓄に富んだお話をお聞きすることが出来ました。「只見愛」「只見学」を掲げて、過疎化に悩む只見町の町づくりの先頭に立っておられる方で、「学校教育の願い(目標)は、米焼酎「ねっか」と熱く語り、参加者の心を掴んでいました。

また、年間を通して仙台ユネスコ協会の活動にご協力いただいた団体へ感謝状の贈呈も行われました。今回は以下の団体に感謝状を差し上げました。

◇鈴木公也音楽教室トワの会様 書き損じハガキ回収
◇学校法人 仙台北学園様 文化祭バザーの収益金寄付
◇株式会社 鈴木青果様 青年部「留学生交流会」への食材提供
◇青葉緑化工業株式会社様 書き損じハガキ回収

講演後には、青年部活動報告・参加団体の紹介などがあり、食事(美味しいお弁当)を頂きながら、参加の皆様との交流を深めることができました。参議院選挙投票日と重なってしまいましたが、参加総数は72名でした。

  • 青年部佐藤柊吾君のリードで「会員綱領唱和」

  • 見上会長の開会挨拶

  • トワの会への感謝状贈呈

  • 仙台北学園へ感謝状贈呈

  • 鈴木青果社長へ感謝状贈呈

  • 感謝状受賞の皆さまと見上会長

  • 只見の厳しい現状!町に未来はあるのか?

  • 米焼酎「ねっか」

  • 企業(社会)教育の願いは、革新的ソリューション(解決力)!

  • 青年部評議員の報告

  • 青年部による活動報告

  • 講演とお弁当は良かった・・・と好評でした

  • 郡山次世代ユネスコ協会の皆さまも遠方から出席

  • ユネスコ協会設立に奔走中の富谷の皆さま

  • 宮城県生涯学習課のご挨拶

  • 仙台市生涯学習課のご挨拶

7月7日(日)、ESD/SDGs委員会企画のESD講座を実施しました。

SDGsについて学ぶ講座は昨年の「気候変動」に次いで2回目。今回は「食」を切り口に2部構成で行い、前半、宮城大学 作田竜一教授の講演でSDGsの概要を学び、後半は、尚絅学院大学 渡邊千恵子教授コーディネートのグループワーク。8つのグループに分かれ、最近特に社会問題になっている「フードロス」について、自分たちに何が出来るかを考えました

熱心な聴講と、和気藹々と学び合ったワークショップの様子を、写真でご覧ください。

  • 講座タイトル。17の目標を表すSDGsカラーホイール

  • 会場を飾る生花?は趣旨に合わせ「野菜の花」

  • 開会の挨拶をする仙台ユネスコ協会会長 見上一幸

  • 宮城大学 作田竜一教授による講演「なぜ、いま、ここで、SDGsに取り組むのか!

  • 第1セッション。「私たちの身近にあるフードロス」を付箋で示していきます

  • 第2セッションでは、仙台市環境局の桒永規行課長が「食品廃棄物削減に関する仙台市の取組」を紹介

  • 第3セッション「私たちが考えるアクションプラン」。ユネスコ青年部がファシリテーターを務めました

  • 青年部ファシリテーター2

  • 青年部ファシリテーター3

  • アクションプランは、グループごとにこのようにまとめられました

  • 作田教授には、ワークショップの講評もしていただきました

  • 閉会の挨拶は、宮城教育大学の市瀬智紀教授