ユネスコとは?
ユネスコ活動のご案内
ユネスコとは、国際連合教育科学文化機関のことです。英語で表わすとUnited Nations(国連) Educational(教育の),Scientific(科学の)
and Cultural (文化の)Organization(機関)で、それぞれの頭文字をとって“UNESCO”となります。ニューヨークに本部を置く国際連合の専門機関の一つで、その本部はパリにあります。
ユネスコ憲章前文の最初の部分には「戦争は人の心の中で生まれるものであるから、人の心の中に平和のとりでを築かなければならない」とあります。「築かなければならない」心の中の平和とは、いったい何であるかを、教育・科学・文化・マスコミュニケーションの分野で探し求めるのが、ユネスコの活動の目的です。
ユネスコは、各国政府が加盟し、予算を出し合う政府間の組織ですが、ユネスコが世界のためにすぐれた活動を推進するためには、世界の人々が一人ひとり、身近なところから心の中に平和のとりでを築く必要があり、一般市民の協力と参加がおおいに求められています。その考えに協力して活動しているのが「民間ユネスコ活動」で、今世界で80数カ国に約3,500のユネスコ協会やクラブがあり、民間ボランティア団体(NGO)として様々な活動が行われています。
民間ユネスコ活動
民間のユネスコ活動は、UNESCO憲章の理念に賛同し、その理念を社会に広めるため、草の根の人々が取り組んでいる平和運動で、その運動を支えているのは、ボランティア精神です。会員一人ひとりがアイデアや会費を出し合い、地域の特色を生かした多彩な活動を展開しています。
日本ユネスコ協会連盟の活動の柱は、アジアを中心とした途上国におけるノンフォーマル教育の支援「ユネスコ・世界寺子屋運動」、世界遺産や身近なものを地球の宝物として未来に引き継ぐことを目的とした「世界遺産活動」、UNESCO憲章の理念を広めるために長年にわたり実施してきた「青少年育成活動」などがあります。
奈良県内におけるユネスコ活動
奈良県内には「飛鳥・橿原ユネスコ協会」の他に、現在民間ユネスコ活動を推進する団体として「奈良ユネスコ協会」「天理ユネスコ協会」「斑鳩ユネスコ協会」「吉野ユネスコ協会」があります。主な活動としては、識字・世界遺産保全支援活動・平和コンサートや書き損じハガキの収集、総合学習の協力、科学講座などがあります。