自分の命や安全を,自分で守ろう そして 周りに気配りできる人になろう
南アルプス市立 白根源小学校
活動に参加した児童生徒数/1~6学年114人
活動に携わった教員数/16人
活動に参加した地域住民・保護者等の人数/32人
実践期間2018年5月1日~2019年1月23日
活動のねらい
活動のテーマ 「自分の命や安全を,自分で守ろう そして 周りに気配りできる人になろう」
学校教育目標「ふるさとを愛し,人間性豊かに,自ら考え,未来にたくましく生きぬく子ども」の具現化
・学び合いという視点 ・判断力の育成 他者意識の育成
本校における防災教育は,本校の学校教育目標に到達することを目指した,学年の系統性を踏まえた本校独自の
全校的な教育活動である。地域の特色,学び合いによる授業づくり,家庭や地域との連携を土台として,防災授業や防災体験学習,避難訓練等が計画され,実施することをねらいとしている。
活動内容
1)実践内容・実践の流れ・スケジュール
本校の学校教育目標に到達することを目指した,学年の系統性を踏まえた本校独自の全校的な教育活動
・防災教育授業
1年生「地震が起きたらどうするの」
学校生活で地震が起きたら,場所ごとにどんな危険があるのかをクイズ形式にして学びます。
その時,自分たちの身をどうやって守っていけばよいかを考えていきます。
4年生「災害から身を守ろう」
地域の地形に目を向け,近くの川に洪水が起こったら,わたしたちの住む家はどうなるのかを学びます。
その時,自分がどんな行動をとればよいのか,みんなで考えていきます
5年生「地震から身を守る」
地震が起こると,私たちの生活や地域はどう変わっていくのかを想像し,その時,家や地域では,
どう行動していけばよいのかを話し合います。また,自分のためだけでなく,人のためにできることを
みんなで考えていきます。
・防災体験学習
2年生「火事・煙体験」
南アルプス消防署に協力していただき,煙ブースの中で避難体験をする。
3年生「地震・起震車体験」
山梨県立防災センターに協力していただき,起震車で地震体験をする。
6年生「防災マップづくり」
南アルプス危機管理室の方に協力していただき,地域の危険が予想される場所のハザードマップを
つくる。
本年度は,昨年度研究した実践授業を継続,改善し,とりわけ防災マップづくりの活動を授業実践していく。
・避難訓練
防災講話のある引き渡し訓練,予告なしの避難訓練など,目的を変えながらの訓練を年に5回
2)9月研修会の学びの中から自校の実践に活かしたこと。研修会を受けての自校の活動の変更・改善点。
昨年度まで(助成金を受ける前)の実践と今年度の実践で変わった点。助成金の活用で可能になったこと。
・校内研究会にて,資料や研修会の様子を環流報告し,被災地の現状とこれからの防災教育について考え,話し合う機会をつくることができた。
・助成金でプロジェクターを購入することで,ある程度の大きさの施設において,大人数に対して映像として被災地の様子や,関係する映像を見させることができた。より鮮明な映像により子どもたちは,具体的にイメージすることができ,教育効果が高かった。
・これまでの防災教育の授業を振り返りながら,それぞれが授業改善や避難訓練の改善を行うことができた。
・児童の反応もよく映像によってイメージすることができたので,これからもプロジェクターを活用し,防災に関係する地震映像の効果的な使用を考えていきたい。
3)実践の成果
①減災(防災)教育活動・プログラムの改善の視点から
・災害について理解を深め,災害に適切に対応し,自分の命や安全を,自分で守ろうとする意識を高め,他の人々の安全にも気配りできる人となるという気持ちが少しずつ育ってきている。
・地域や保護者と連携し,授業を参観してもらうことで,地域の防災に関する意識を高め,地域の特色をふまえた防災教育を行えるようになってきている。
・1年だけの活動とならないように,系統的に積み上げ,学ぶことができる教育課程をつくることができた。
・本年度は,昨年度研究した実践授業を継続,改善し,テーマに沿ったよりよい授業をつくることができた。
・本年度は,昨年度の活動だけでなく,6年生「防災マップづくり」を新たに実践し,南アルプス危機管理室の方に協力していただき,地域の危険が予想される場所のハザードマップをつくることができた。
・5年生の授業参観で防災授業を行い,保護者に参加してもらいながら,親子で家庭内DIGの取り組みを行なった。保護者や地域とつながることでより防災の意識を高めることができた。
②児童生徒にとって具体的にどのような学び(変容)があり、どのような力(資質・能力・態度)を身につけたか。
・防災教育を教えられるという意識から,自分で考え,判断することが大切であるという感想を持つ児童が多くなってきているのが大きな変化である。
・マニュアルを守るのではなく,さまざまな可能性を想定し,そうした状況において,いかに行動していくかという判断力がついてきたように感じる。
・避難訓練等も工夫したものになっており,実践的なものになってきているので,子どもたちの避難訓練に参加する態度がより真剣さが増してきた。
③教師や保護者、地域、関係機関等(児童生徒以外)の視点から
・教師間では,教育課程に位置づけられ,継続した指導が可能になってきている。授業をする際も昨年度のものがあるので,実践しやすい環境ができている。
・研究会において,本研修会の活動を環流報告することで,身近にある災害に対する意識や防災教育への意識を高めることができた。
・地域や保護者にも協力,参加をお願いし,参加してもらう活動を多くすることで,防災教育に対する理解を得られるようになってきてはいるが,まだ認識度,理解度は高くない。
4)実践から得られた教訓や課題と次年度以降の実践の改善に向けた方策や展望
・授業については,教えるという観点でなく,地域や学校に起こりうる災害を想定し,その中での子どもたちの決断力判断力を培うものにしていかなければならない。
・自助だけでなく,共助という視点は,大切だが,いかにこの共助の視点を育てていくかが課題である。
・保護者への認知度は,まだまだなので,お便りや参加できる活動を増やすなどして認知度と理解度を上げていきたい。
本校の学校教育目標に到達することを目指した,学年の系統性を踏まえた本校独自の全校的な教育活動
・防災教育授業
1年生「地震が起きたらどうするの」
学校生活で地震が起きたら,場所ごとにどんな危険があるのかをクイズ形式にして学びます。
その時,自分たちの身をどうやって守っていけばよいかを考えていきます。
4年生「災害から身を守ろう」
地域の地形に目を向け,近くの川に洪水が起こったら,わたしたちの住む家はどうなるのかを学びます。
その時,自分がどんな行動をとればよいのか,みんなで考えていきます
5年生「地震から身を守る」
地震が起こると,私たちの生活や地域はどう変わっていくのかを想像し,その時,家や地域では,
どう行動していけばよいのかを話し合います。また,自分のためだけでなく,人のためにできることを
みんなで考えていきます。
・防災体験学習
2年生「火事・煙体験」
南アルプス消防署に協力していただき,煙ブースの中で避難体験をする。
3年生「地震・起震車体験」
山梨県立防災センターに協力していただき,起震車で地震体験をする。
6年生「防災マップづくり」
南アルプス危機管理室の方に協力していただき,地域の危険が予想される場所のハザードマップを
つくる。
本年度は,昨年度研究した実践授業を継続,改善し,とりわけ防災マップづくりの活動を授業実践していく。
・避難訓練
防災講話のある引き渡し訓練,予告なしの避難訓練など,目的を変えながらの訓練を年に5回
2)9月研修会の学びの中から自校の実践に活かしたこと。研修会を受けての自校の活動の変更・改善点。 昨年度まで(助成金を受ける前)の実践と今年度の実践で変わった点。助成金の活用で可能になったこと。
・校内研究会にて,資料や研修会の様子を環流報告し,被災地の現状とこれからの防災教育について考え,話し合う機会をつくることができた。
・助成金でプロジェクターを購入することで,ある程度の大きさの施設において,大人数に対して映像として被災地の様子や,関係する映像を見させることができた。より鮮明な映像により子どもたちは,具体的にイメージすることができ,教育効果が高かった。
・これまでの防災教育の授業を振り返りながら,それぞれが授業改善や避難訓練の改善を行うことができた。
・児童の反応もよく映像によってイメージすることができたので,これからもプロジェクターを活用し,防災に関係する地震映像の効果的な使用を考えていきたい。
3)実践の成果
①減災(防災)教育活動・プログラムの改善の視点から
・災害について理解を深め,災害に適切に対応し,自分の命や安全を,自分で守ろうとする意識を高め,他の人々の安全にも気配りできる人となるという気持ちが少しずつ育ってきている。
・地域や保護者と連携し,授業を参観してもらうことで,地域の防災に関する意識を高め,地域の特色をふまえた防災教育を行えるようになってきている。
・1年だけの活動とならないように,系統的に積み上げ,学ぶことができる教育課程をつくることができた。
・本年度は,昨年度研究した実践授業を継続,改善し,テーマに沿ったよりよい授業をつくることができた。
・本年度は,昨年度の活動だけでなく,6年生「防災マップづくり」を新たに実践し,南アルプス危機管理室の方に協力していただき,地域の危険が予想される場所のハザードマップをつくることができた。
・5年生の授業参観で防災授業を行い,保護者に参加してもらいながら,親子で家庭内DIGの取り組みを行なった。保護者や地域とつながることでより防災の意識を高めることができた。
②児童生徒にとって具体的にどのような学び(変容)があり、どのような力(資質・能力・態度)を身につけたか。
・防災教育を教えられるという意識から,自分で考え,判断することが大切であるという感想を持つ児童が多くなってきているのが大きな変化である。
・マニュアルを守るのではなく,さまざまな可能性を想定し,そうした状況において,いかに行動していくかという判断力がついてきたように感じる。
・避難訓練等も工夫したものになっており,実践的なものになってきているので,子どもたちの避難訓練に参加する態度がより真剣さが増してきた。
③教師や保護者、地域、関係機関等(児童生徒以外)の視点から
・教師間では,教育課程に位置づけられ,継続した指導が可能になってきている。授業をする際も昨年度のものがあるので,実践しやすい環境ができている。
・研究会において,本研修会の活動を環流報告することで,身近にある災害に対する意識や防災教育への意識を高めることができた。
・地域や保護者にも協力,参加をお願いし,参加してもらう活動を多くすることで,防災教育に対する理解を得られるようになってきてはいるが,まだ認識度,理解度は高くない。
4)実践から得られた教訓や課題と次年度以降の実践の改善に向けた方策や展望
・授業については,教えるという観点でなく,地域や学校に起こりうる災害を想定し,その中での子どもたちの決断力判断力を培うものにしていかなければならない。
・自助だけでなく,共助という視点は,大切だが,いかにこの共助の視点を育てていくかが課題である。
・保護者への認知度は,まだまだなので,お便りや参加できる活動を増やすなどして認知度と理解度を上げていきたい。
活動内容写真
-
-
-
活動において工夫した点
・継続的で,系統的な防災教育と実践によって6年間で本校独自のプログラムが受けられるようにした点
・保護者の参加や地域の人材を活用し,地域や学校に起こりうる災害に視点を当てた本校独自の防災教育にした点
資料ダウンロード
資料なし