目指せ、行徳の減災メッセンジャー

市川市立行徳小学校

活動に参加した児童生徒数/6学年178人
活動に携わった教員数/7人
活動に参加した地域住民・保護者等の人数/50人

実践期間2015年6月24日~2016年3月11日

活動のねらい

1、 被災経験がない児童だけに、学習を通して地震や災害によって起こる事象を具体的にイメージし、当事者意識を持たせることで、自分の命を守るために何ができるのか考え、行動する能力を育成する。
2、 家族や地域に生活をしている大人の意識を変えるべくメッセンジャーとしての役割を担う中で、避けることのできない自然災害と向き合う生き方の基礎を作っていきたい。

活動内容

1)実践内容・実践の流れ・スケジュール
※資料参照

2)9月研修会での学びから自校の実践に活かしたこと、研修会を受けての自校の活動の変更・改善点、
  昨年度まで(助成金を受ける前)の実践と今年度の実践で変わった点、助成金の活用で可能になったことなど。
1、災害によって生じる事象を具体的にイメージできるように、気仙沼の様子を繰り返し伝えるとともに体験活動を多くした。
2、助成金の使用で、減災マップを作り各家庭に配布できた。また、カルタや階段の掲示物や展示物の充実を図ることができた。

3)実践の成果
①減災(防災)教育活動・プログラムの改善の視点から
自助については、1年間で学習することができた。共助・公助については、学習の積み重ねの上にあるので、共助・公助まで学習することができるようなプログラムの改善が必要であった。

児童生徒にとって具体的にどのような学び(変容)があり、どのような力(資質・能力・態度)を身につけたか。
1、自分でイメージし、考え、行動できるようになってきた。
2,自然災害が遠い世界で起きているのではなく、自分の身にも起きると考えられるようになった。
3,考えを出し合いながら、学習に取り組む姿が多くみられるようになった。
教師や保護者、地域、関係機関等(児童生徒以外)の視点から
1,保護者の意識が変わり、児童の活動に関心を持つと共に、協力的である。
2、そなエリア、消防署、危機管理室と関連して学習を進めたことが災害をイメージする力につながった。
3、マップ作りや地域防災訓練など地域とともに活動する時間が十分とれなかった。
4)実践から得られた教訓や課題と今後の改善に向けた方策や展望
1、起きるであろう災害を具体的にイメージさせていくこと。
2、決して「こうするとよい」という発信の仕方にしないこと。
3、共助や公助について学習を積み重ねていくためのプログラムの開発
4、大人の意識を変えていくための活動、地域への働きかけなど

 

 

 

活動内容写真

  • 避難所設営

  • 応急処置の学び合い

  • 通学路点検

  • 防災マップ作り

活動において工夫した点

1、地域との結びつきが強い学校なので、学習の成果を地域にも公開することができた。
2、校内に『減災コーナー』を作り、学習の成果物を展示する。

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