豊かな学びを育む ~みんなでつくる 防災安全地区 片山~

新座市立片山小学校

活動に参加した児童生徒/1~6学年509人
活動に携わった教員数/35人
活動に参加した地域住民・保護者等の人数/623人

実践期間2019年7月1日~2020年3月16日

活動のねらい

1 発達段階に応じて「防災」についての知識を得る
2 家庭・地域の防災意識向上(危険箇所、避難所のしくみ等の周知)
3 家庭・地域に向けた防災対策の資料作成と紹介

活動内容

1)実践内容・実践の流れ・スケジュール
・計画準備 :7月~8月 (各学年、カリキュラム・マネージメントによる防災教育の実施)
・協議・調整:7月~8月(夏期研修)
(カリキュラム・マネージメント計画・プログラミング学習計画)
・教材の作成・授業:9月~1月
・最終報告 :1月25日(地域防災会議)
・振り返り :2月
・次年度へ向けた取組の確認:3月
(SDGsの視点を取り入れた校内組織・委員会活動)

2)9月研修会の学びの中から自校の実践に活かしたこと。研修会を受けての自校の活動の変更・改善点。
  昨年度まで(助成金・研修受講前)と今年度の実践で変わった点。助成金の活用で可能になったこと。
・教員研修(SDGsの視点・気仙沼の減災教育について)
・企業との連携(災害に強い家造りの工夫について:セキスイハイム工業蓮田工場)
・地域防災会議の実践・設定
・SDGsの視点を取り入れた校務分掌・委員会活動の運営組織作り

3)実践の成果
減災(防災)教育活動・プログラムの改善の視点から
・親子・地域住民とともに「地域防災会議」を行う。(各教科の学びを生かした防災教育の実践)
・授業の工夫、改善、向上を図る。(ミーティングボードの活用)

児童生徒にとって具体的にどのような学び(変容)があり、どのような力(資質・能力・態度)を身につけたか。
・防災意識が高くなった。→地域防災を自分たちの課題としてとらえ、必要な情報を進んで収集できた。
・考えを伝え合う力が高くなった。→「災害から身を守る」ことへの必要性についてミーティングボードを活用し、伝え合うことができた。また、児童だけではなく、保護者・地域の方にも伝え、コミュニケーション能力の育成につながった。

教師や保護者、地域、関係機関等(児童生徒以外)の視点から
【教  師】→防災意識を高めるために、カリキュラム・マネージメントによるの授業づくりの実践を行うことができた。
【保護者】→「我が家で取り組めそうな防災」について、子供と一緒に考える地域防災会議となった。
【地  域】→地域防災会議に向けた宣伝やポスターの掲示など、地域ぐるみで防災意識を高めることができた。
【企  業】→「災害に強い家」についての専門的な知識を教えていただくことで、地域防災について考えを深めることができた。

4)実践から得られた教訓や課題と次年度以降の実践の改善に向けた方策や展望
・年間指導計画の改善 ・防災学習の積み重ね ・地域防災会議のあり方(ブースの配置・テーマ選定)
・特別活動と安全教育との連携 ・SDGsの視点を取り入れた学校組織・運営
・校内研修の改善と計画

5)その他
次年度に向けて、SDGsの視点を取り入れた校内研究・学校組織・校務分掌・児童の委員会活動など、防災・減災を意識した活動を考えている。「持続可能な開発目標」に向けた学校としての取組を今後計画していく。

 

活動内容写真

活動において工夫した点

・異学年集団交流活動(たてわり)で地域防災会議に取り組めた。
・各学年、防災学習(カリキュラム・マネージメント)の内容を研究授業・発表できた。
・プログラミング教育の視点を取り入れた授業づくりを行えた。

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