避難所開設訓練を通した二次・三次災害減災と防災に対する意識の向上
根室市立光洋中学校
活動に参加した児童生徒数/1~3学年321名
活動に携わった教員数/33人
活動に参加した地域住民・保護者等の人数/16人
実践期間2021年4月14日~2021年11月6日
活動のねらい
市役所・学校・地域住民が協力し実際に避難所を設置することで、どのような役割分担が必要なのか、必要資材等の把握に努め、地域連携強化と対応力の強化を目的とする。
活動内容
1)実践内容・実践の流れ・スケジュール
・4月14日…第1回避難訓練(校内の避難経路・危険個所の確認)
・8月25日…第2回避難訓練(実際の避難訓練、水消火器による消火訓練)
・9月17日…第1回実行委員会(原案と役割分担の決定)
・11月6日…防災学習実施
・1月25日…第4回実行委員会(次年度に向けての反省、検討)
2)9月研修会の学びの中から自校の実践に活かしたこと。研修会を受けての自校の活動の変更・改善点。昨年度まで(助成金を受ける前)の実践と今年度の実践で変わった点。助成金の活用で可能になったこと。
・9月研修会によって、教職員向けの研修を充実させることができた。それにより、教員の中で防災学習実施へ向けた意識づけや方向性の確認をより強固なものにできた。
・研修会と助成金により、生徒向けの事前学習を改善・充実させることができた。市で実際に活用するものと同じ段ボールベッド、パーテーションを用意することで、より実践的な活動にすることができた。
3)実践の成果
①減災(防災)教育活動・プログラムの改善の視点から
研修会で学んだ減災教育の基礎と理論から、身に付けさせたい資質・能力を明確にしたうえで今回の防災教室の実践を迎えることができた。それによって、1日限りのイベントという位置づけから、より実生活に基づいた活動にすることができたと考える。
②児童生徒にとって具体的にどのような学び(変容)があり、どのような力(資質・能力・態度)を身につけたか。
避難所開設訓練を通して、実際に避難者が来た際に連携を取るためのコミュニケーション力や、起こりうるアクシデントについて考える思考力を身に付けることができた。また、東日本大震災で被災した方の講話を通して、どのような被害があったのか、また、それに対してどのような備えができるか学ぶことができた。
③教師や保護者、地域、関係機関等(児童生徒以外)の視点から
実際に災害が起こり、学校が避難所になった際に、教員が関係者機関と連携してどのように動けば良いのかシミュレーションすることができた。さらに、生徒とともに活動に参加することで、非常食の作り方やパーテーションの立て方など実際の技術も習得することができた。
4)実践から得られた教訓や課題と次年度以降の実践の改善に向けた方策や展望
新型コロナウイルス感染防止の観点から、地域住民の参加を制限して行ったが、次年度以降は感染防止対策を取りつつ参加できるよう工夫していきたい。併せて、コミュニティスクール構想の中核となる取り組みなので、今後も参加対象や活動の範囲を広げられるよう工夫していきたい。
・8月25日…第2回避難訓練(実際の避難訓練、水消火器による消火訓練)
・9月17日…第1回実行委員会(原案と役割分担の決定)
・11月6日…防災学習実施
・1月25日…第4回実行委員会(次年度に向けての反省、検討)
2)9月研修会の学びの中から自校の実践に活かしたこと。研修会を受けての自校の活動の変更・改善点。昨年度まで(助成金を受ける前)の実践と今年度の実践で変わった点。助成金の活用で可能になったこと。
・9月研修会によって、教職員向けの研修を充実させることができた。それにより、教員の中で防災学習実施へ向けた意識づけや方向性の確認をより強固なものにできた。
・研修会と助成金により、生徒向けの事前学習を改善・充実させることができた。市で実際に活用するものと同じ段ボールベッド、パーテーションを用意することで、より実践的な活動にすることができた。
3)実践の成果
①減災(防災)教育活動・プログラムの改善の視点から 研修会で学んだ減災教育の基礎と理論から、身に付けさせたい資質・能力を明確にしたうえで今回の防災教室の実践を迎えることができた。それによって、1日限りのイベントという位置づけから、より実生活に基づいた活動にすることができたと考える。
②児童生徒にとって具体的にどのような学び(変容)があり、どのような力(資質・能力・態度)を身につけたか。 避難所開設訓練を通して、実際に避難者が来た際に連携を取るためのコミュニケーション力や、起こりうるアクシデントについて考える思考力を身に付けることができた。また、東日本大震災で被災した方の講話を通して、どのような被害があったのか、また、それに対してどのような備えができるか学ぶことができた。
③教師や保護者、地域、関係機関等(児童生徒以外)の視点から
実際に災害が起こり、学校が避難所になった際に、教員が関係者機関と連携してどのように動けば良いのかシミュレーションすることができた。さらに、生徒とともに活動に参加することで、非常食の作り方やパーテーションの立て方など実際の技術も習得することができた。
4)実践から得られた教訓や課題と次年度以降の実践の改善に向けた方策や展望 新型コロナウイルス感染防止の観点から、地域住民の参加を制限して行ったが、次年度以降は感染防止対策を取りつつ参加できるよう工夫していきたい。併せて、コミュニティスクール構想の中核となる取り組みなので、今後も参加対象や活動の範囲を広げられるよう工夫していきたい。
活動内容写真
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活動において工夫した点
1年生の活動では、非常食体験やDIG、備蓄チェックラリーなどの「自助」に重点を置いている。2,3年生の活動では、学年をまたいで縦割り班を作り、交流する「共助」を重点に置いている。各学年で役割や活動を変え、毎年同じ活動にならず、系統的に学べるよう工夫している。また、PTAや関係機関にも来ていただいて、より実践的な活動にしている。