NO.171        バザーに花開く国際交流      宮崎富美子

  当協会の国際交流バザーも18回目となり今年も多くの会員のご協力で無事に終りました。毎年10月第2又は第3木曜日がバザーの日です。「何故木曜日?」それは日本語クラスに参加している外国からのメンバーにも参加していただきたいからです。 バザー会場が国際交流の場にと願っています。
  英文ショートニュースを読んだとの事で、ドミニカ大使館からコーヒーを、又オーストリア大使館のウエイツさんからは日用品等の献品がありました。ショートニュースを読んでいただいている手応えを得て一同喜びました。事前の不安をよそに会場には例年並みの品数が揃いました。
  近年このあたりにも百円ショップが出現しています。今年は値段を少し低めに抑えました。そして私達の小さな働きを喜んで下さる方がある事を信じ力を合わせました。会場に真新しい寝具と共に揺籃がありました。会員のお孫さんが使われた思い出の品です。売れるかな? 売れました! 何しろ嵩(かさ)があります。会員の一人が車でお宅までお届けしました。新たにこの揺籃で眠る赤ちゃんの幸福を願いつつ
  今年は二つの事がバザーに花を添えました。一つはイタリア語クラスの前田博利さんから「似顔絵でも描きましょうか」と申し出があり喜んでお願いしました。皆さん「美人に描いて下さいね」との思いで椅子に座られた事でしょう。出来栄えには大変ご満足の様子でした。お礼の気持ちを小さな箱に入れました。このお金も献金です。 もう一つは、エジプトのラウヘアさんが手作りのお菓子を献品して下さいました。重なったパイの層の間に砕いたピーナッツを入れ焼き上げた後にシロップをかけたものです。香ばしく、私達には初めてのお味でおいしく、家族と共に喜びを分かち合いながら賞味しました。
   毎年3時には片付け始めますが、11月の美術展でのミニバザー用品の選別、ゴミの始末等、年を経る毎に手順良く出来るようになりました。しかしまだ課題は残っています。前日に数人で会場に運ばれた品物を二階のホールへ移動する事。万歩計ではかってみたいとの声もありました。私達みんなのバザーです。積極的な批評・批判なども聞かせて下さい。また、美術展会場でのミニバザーのお手伝いもよろしくお願い致します。 (国際支援活動委員長)
      (当日の収益はミニバザーと合わせて次号でお知らせいたします。)   

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