青少年対象活動委員会の報告        
   リトリート報告    青少年対象活動委員会副委員長・遠山寛志
 今年のリトリートは7月26日〜28日、例年通り長野県・和田村で行われた。7月下旬は学生がテスト期間中であるため、参加者の数に不安があったが、蓋を開けてみれば17ヶ国総勢67人という人が参加してくれた。(留学生21人、日本人参加者32人、ユネスコ学校の生徒8人、講師・アドバイザー5人)
 リトリート当日、バスの出発が予定時間より多少おくれたものの、バスに乗り遅れる者もなく中目黒スクウェアを発車した。開村式では国旗紹介の時に皆の真剣な眼差しを受け、引き締まる思いであった。アイスブレーキングの後晩飯を取り、田島先生のレクチャーを頂いた。事前に資料を用意して頂けたので、整理された、濃いレクチャーを聞くことができ、国際理解から国際協力、そして国際連体に繋げる必要性を痛感した。
 二日目の朝食の後にディスカッションをし、昼食後に発表した。今年は抽象的で大きな題材5つをディスカッションに採用し、その同じ題材の中でもグループをAとBにわけた。グループを細分化したために、ひとつのグループに与えられた発表の時間は短かったが、ユニークな発表がみられた。服部先生には、発表に対しての感想や、その問題に関するコメントをグループの発表ごとに頂いた。発表に白熱しすぎ、厳しい質問もあるなど非常に興味深い発表だった。午後からはレクリエーションの時間になり、グループ対抗のミニ運動会を行った。走るものから皆でタイミングを合わせてするものなど様々なゲームを通して、リラックスしながら非常に楽しかった。例年の通り火の神によって口火を切ったキャンプファイヤーは、歌、ダンス、語り、コントなど様々な出し物をみんなで楽しみ、今年のテーマソングである「上を向いて歩こう」を歌いながら全体の集合写真を取った。
 三日目、服部先生の環境問題にもっと目を向けるべきであるというレクチャーから、日本人と留学生の意見交換ができたことは非常に価値ある一歩であると思った。それぞれ感じた問題意識を胸に閉村式を終えた。
 昨年スタッフをした時とは全く違うことを今年は学べた。成功と言っても、足りないこと、粗末だったところは沢山ある。しかし、リトリートに参加したことのない人がスタッフを引き受け、ここまですばらしい結果がでるとは想像できなかった。今年一番の収穫はスタッフをやったことで、かけがえのない友ができたということだ。 


写真説明・左上から 17ヶ国の旗の下で・キャンプファイヤ点火・狭い地球に何人乗れる?・レクチュア風景


 
  中野佳裕さんがイギリスに留学 
 目黒ユネスコの皆さま、中野佳裕@早稲田大学です。9月から Department of Government, University of Essex (エセックス大学大学院修士課程政治学研究科:イギリス)に籍をおいて、政治思想と言説分析のコースワークトレーニングを受けながら、修士論文執筆を行うことになりました。8月下旬に離日しますが、準備もろもろのため下宿をたたんで実家に帰ります。引越は昨日済んで、今日の午後に脱東京をするのですが、5年半の研究資料の山を整理するのにはほとほと疲れました(笑)。専門で研究する内容は、「ポストモダン資本主義社会における身体政治」といういささか哲学的な課題に取り組もうと思っています。もともとは社会発展論を経済学の視点からやっていたのですが、最近はゲイ、レズビアンの権利問題など、セクシュアリティに焦点をあてています。エセックス大学内や周辺には、人権研究所や開発研究所などの有名機関があり、ユネスコや国連の動きをこれまでより一層身近にとらえることができるのではと期待してます。これからもメールにてよろしくお願いします。 ではでは。  E-mail: ny-euro@ka2.so-net.ne.jp     2001.7.31

青少年対象活動委員会からお知らせ
リトリート後初の懇親パーティを開催します。
     リトリートに参加できなかった人も是非きてください。
日  時   2001.8.19(日)11:00am     行 き 先  世田谷区駒沢公園  
  集合場所   11:00am 東急田園都市線・駒沢大学駅改札口・・・弁当持参のこと
  内  容   スポーツ・プールもあるヨ・ディスカッションもしよう!
 
                         

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