第49回 目黒ユネスコ協会総会報告

 第49回目黒ユネスコ協会総会は2002年5月25日(土)午後1時30分より目黒区守屋教育会館で会員出席者55名(委任状256名)の出席をえて開催された。青年会員横尾仁美さんの開会宣言、物故会員に黙祷を捧げ、藥師寺目黒区長、大塩教育長から祝辞をいただき開会、下記議案を審議し原案通り承認可決された。
 議案
1. 2001年度活動報告・決算報告・監査報告
2. 2002年度活動計画案審議(各委員長)・予算案審議
 とどこおりなく議案が可決され、井高帰山顧問により閉会の挨拶があり閉会。つづいて一年ぶりにネパールから一時帰国した平田康夫副会長からネパールの近況報告を伺った。ティーパーティーにうつり乾杯を服部英二顧問にお願いし、午後 4時30分和やかなうちに散会となった。会場後方ではミニバザーも開催されて丁度1万円の収益があった。更にこの後青少年対象活動委員会が新年度初の会合を開催した。          写真左:今年度の活動計画を発表する各委員長   写真右:ネパールの写真の前で・平田副会長


ユネスコ講座   民間ユネスコ活動
 

講師 (社)日本ユネスコ協会連盟事務局長 岡田 茂氏
主催:目黒区教育委員会 主管:目黒ユネスコ協会

 6月6日目黒区公会堂第一会議室に日ユ協連の岡田事務局長をお迎えし、「民間ユネスコ活動」について、詳細、かつ懇切丁寧なお話を伺った。三つのユネスコ(国連専門機関−パリ・日本政府機関−ユネスコ国内委員会・民間ユネスコ運動)のお話から始まり、日本の民間ユネスコ運動の歴史、そして最近の運動(寺子屋運動・世界遺産保護活動・アフガニスタン教育支援)等ビデオ「平和を求めて」「アフガニスタンの現状報告」を使い、大変分かりやすく、内容豊富な充実した講義であった。参会者約60名。
 
なお、同じ時刻、日ユ協連と文京学院共催のアフガニスタン教育特別講演会があった。参加できなかった人も多かったため、次ページに報告記事を掲載したので参照されたい。「アフガニスタンの現状報告」ビデオは文京学院でも上映された。    写真:マスキナバードの寺子屋で


    第58回 日本ユネスコ運動全国大会in神戸に参加して
 

 6月1日(土)−2日(日)の二日間、7年前の大震災の被害から見事に復興した神戸で全国大会が開かれた。目黒ユ協からの参加は7名の青年を含め総勢13名の大所帯。開会式の後の記念講演は日本初の、女性の物理学会長・米沢富美子氏の「科学と人間」。20世紀の100年間の科学の進歩と21世紀の100年間で到達しそうな予測について、映像を駆使してのお話。21世紀末には人間の平均寿命は140歳になる見込みで、ただ、「戦争がなければ」との条件付き、納得しつつ、ため息も漏れる講演であった。その後、韓国の古典を取り入れた舞踊を鑑賞し、大勢の韓国からの民間ユネスコ協会役員の紹介があった。夕刻のレセプションは神戸らしく船上で開催。潮風に吹かれ豊かなご馳走に青年会員も満足げ、楽しい雰囲気がもあがった。
  この日予定外の来客があった。アフガニスタンから来日したばかりのサフィー教育大臣諮問委員長一行4名で、壇上に迎えて短い紹介とスピーチがあった。芦屋ユ協会長が急遽募金を呼びかけたところ、現地で一つの学校が作れるという50万円ほどが集まったという報告が閉会式で発表され万雷の拍手となった。
  二日目は、5つの分科会に分かれ学習後、再び全体会そして閉会式となり、締めくくりに青年達が元気よく壇上で明日のユネスコのための「宣言文」を読み上げた。青年ばかりのまっただ中、我らが誇る万年青年・田島顧問が青年達より、より若く元気に見えたことは、記録せずには済まない重要事であろう。(5ページ下の写真)
写真:コンチェルト号の前で、加藤会長と7名の目黒ユ協青年                                報告・広報 奥澤行雄


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