ショートニュース188-4
委員会の活動紹介−その6−
この活動委員会は、青年から成人まで多くの会員を含む委員によって構成されています。目的は、ユネスコ精神を正しく理解し、平和を構築するための活動を広く青少年を対象に普及させることです。そのためにどのような活動を、どのように運営、展開させていくかを若い世代だけでなく、様々な世代を交えて検討、実施しています。この委員会のもと、下記のような活動が折々のリーダーによって運営されています。
■活動内容
1. 国際交流青年リトリート 1990年の「国際交流学生キャンプ」を第1回として、1994年に名称を
「国際交流青年リトリート」と変更し今年で第13回を迎えます。毎回目黒区教育委員会をはじめ目黒区国際交流協会等の後援、協力を得ています。回毎にテーマを決め、講師によるレクチャー、参加者によるディスカッションを通してテーマを掘りさげ、その後のユネスコ活動に生かすことを心がけています。
参加者は留学生も多数参加しますので国際色豊かなものです。様々なゲーム等も行いお互いの文化を知り、未来を担う世代としての連携を深め、ユネスコ精神に基づいた世界全体としての平和を考えることを目標にしています。昨年のテーマは「異文化の交差点を渡ってみよう」参加国14、69名の参加でした。今年は過去12回の会場となった長野県・和田村の施設が来年で閉鎖になるとかでOB・OGも含め盛大に開催すべく計画中です。 (写真・第12回リトリート)
2. ウエルカムパーティー & BONEN FESTA & 料理大会 & スポーツ大会 等々
新たに来日した留学生や新入会員を歓迎するウエルカムパーティーを4月に、12月には参加者全員で料理を作ったり、楽しいゲーム等をして親睦と交流を深めます。また、留学生がお国自慢の料理を作って楽しんだり、その折々楽しい行事を思いついた人が手を挙げてリーダーになります。
講師の話を聴き、一般区民青年と戦争白地図を作成し、平和の大切さについて議論を深めました。
4. 目黒区民祭りに参加 (昨年は会場が狭く不参加)
広くユネスコ運動を普及させるため、リトリートの活動などを紹介したり模擬店を出店したりします。
昨年の9月11日のアメリカでの事件以降、「自分たちに何かできることはないか」という声が上がり、ユネスコで学んだことを自分たちより若い世代に伝え、平和の大切さを考えて欲しいという思いから川崎市内の小学校でその願いが実現しました。「ユネスコとユニセフの違いが分かった。」「学校に通えない子がいることにびっくりした。」「書き損じハガキを募金に回す。」などの感想を沢山頂きました。教えることは学ぶこと、今後に有意義な積み重ねをしたいと思います。
2月に水元青年の家で行われた「ユネスコユースセミナー2001」には留学生2名を含む5名が参加。6月1日の「日本ユネスコ運動全国大会in神戸」には総勢7名が参加しました。 (下の写真&2ページ参照)
又、インターネットの普及に伴い、メーリングリストが大きな役割を担いつつあります。それは連絡を取り合うだけでなく頻繁に会えない仲間との意見交換の場にもなっています。特に昨年の9月11日以降、それぞれの考えを交換しながらイスラム圏のこと、国連、そしてユネスコ等について学びたいという平和への気持ちがたかまり、「イスラームについての勉強会」の開催へと発展しました。このメーリングリストには忙しくて実際の活動に参加できない会員もユネスコ活動に参加できる利点があります。今後は日本国内と海外にあるユネスコ協会とのネットワーク構築とHPの充実により、目黒だけでなく世界の青年たちとの対話の場も設けたいと思っています。どうぞ青少年対象活動委員会を応援して下さい。

「第58回日本ユネスコ運動全国大会in神戸」の閉会式(2002.6.2)での青年アピール
日本中から集まった青年達。この中に目黒ユ協の7名の青年と、元青年「当協会田島顧問」が写っています。(前列右から3人目、白ワイシャツ)
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