新しい皮袋に、新しい酒を・・・

変わる…変える…進む
   

会長 加藤玲子

いま、すべてに「変革」を求められている。そんな思いである。目黒区の庁舎は来年の1月6日に中目黒に移転する。目黒ユネスコ協会も、秋には長年の個人宅の事務局から、目黒区立五本木小学校内に独立した事務局を開局できる運びとなった。これは、当協会のかねてからの要望に対し目黒区、目黒区教育委員会のご配慮および当該学校のご協力によるものであり、まず関係各位に感謝を申しあげたい。小学校内の事務局であれば、前からの夢であった「子どものための国際理解センター」的役割も果たせるかも知れない。
 
「新しい皮袋に、新しい酒を… 」の言葉がよぎる。
目黒ユ協の新事務局移転は、またとない「変革」のチャンスと捕らえてみたい。活動は、その字が示すように常に活き活きと動いていなければならない。それぞれの時代の求めに応じて、組織構成を変えていくことは、むしろ当然のこと。
 いま、私たちのこの多岐にわたる活動が、ユネスコ運動の目的に添い、より健やかな歩みを続けるために、新しい眼で見つめることからはじめてみよう。6月のはじめ、神戸で開かれたユネスコ全国大会で、私が関わった分科会(第1)でも組織・運営について全国の協会参加者間で熱い討議がかわされた。(「ユネスコ」7月号参照)
 どこの組織でも、健全な土台の上に、常に新鮮な空気が、新しい水の流れが必要であろう。大げさなことではないにしても「変革」には、意志とエネルギーと知恵が求められる。みなさまのご協力と、ご意見をいただければ幸いである

NHKスタジオパーク「交流見学会」
 
日本語教育活動委員会・交流活動委員会・合同企画運営
日 時:6月27日 場 所:NHK&明治神宮
 「やっぱり雨だ」雨音で目を覚ましました。「雨になることも考えて、NHKスタジオパークにしたら」と助言して下さった方々にまず感謝。激しい雨あしにもかかわらず43名(内フレンドシップメンバー19名)が渋谷ハチ公前に集まり無事NHK到着。スタジオパークに入るとすぐに2台のハイビジョンカメラが私たちをとらえました。自分たちの姿に照れくさいような思いがしました。聞いてはいましたがハイビジョンの鮮明な映像に驚きました。「あなたも声優コーナー」ではアニメーションのアフレコにチャレンジ。私たちのグループは「セサミストリート」でしたが、これが大変難しい。何気なく見ていた番組も今後はきっと心を傾けて見ることでしょう。世界初のメガネなしで見られる立体映像では、大きくなりながら転がってくる雪の玉に驚いて逃げ出しそう、風に揺れ手を伸ばせば触れそうな桜の枝、昔シネラマというものに感動したことを思い出しました。アナウンサーの気分が味わえる「体験スタジオ」「思い出のNHK」等と続きます。思い出の番組の写真もありました。番組を見ていた頃の懐かしい日々、住んでいた家、思い出が次々に湧いてきました。興味深い数々のコーナーを見て見学会の第一部は終了しました。
 引き続いて昼食後、16名の方々が明治神宮の菖蒲見学に行きました。花の盛りは過ぎていましたが、咲きそろったときの美しさを充分に想像することが出来ました。雨にしっとりと濡れる美しさ、雨も又いいなと感じる恵まれた日となりました。
 フレンドシップメンバーも楽しそうでした。外国語での説明が足りないところでは、日本語教室や語学研修クラスのスタッフ(英・仏)が進んで説明を補っていました。フレンドシップメンバーが沢山参加するこのような行事には、より多くの会員の参加が望まれます。今後ショートニュースの活用も含め上手なピーアール方法を考えたいと思います。そして皆さんのご協力を宜しくお願いいたします。
報告交流活動委員長・宮崎富美子
       189−3へ