ショートニュース.190ー2

第13回 国際交流青年リトリート
2002年8月1日(木)〜3日(土)  目黒区 区民青少年自然の村  長野県 和田村
主催:  目黒ユネスコ協会・青少年対象活動委員会 委員長橋永隆行、リトリート実行委員長跡地源太
後援:  目黒区教育委員会、目黒区国際交流協会、駒場留学生会館、(社)日本ユネスコ協会連盟
参加者: 12カ国(日本・イエメン・イギリス・韓国・クロアチア・シンガポール・台湾・中国・ バングラデシュ・
      フィリピン・ブラジル・香港)の学生及び社会人65名
      アドバイザー及びユネスコ学校指導者8名、ユネスコ学校生徒5名 合計78名 
今年のテーマ:
 “Speak up, Be friend, Walk together.”
「自分の意見・思っていることをどんどん話して友達になり、手を取り合って歩んでいこう。」という意味を込めています。

日程に沿って: 
第1日: 早朝7時45分に中目黒を出発したバスは途中順調に進み、ほぼ予定通りの12時半に現地に到 着した。昼食、開村式、自国の旗の紹介。
オリエンテーション:「ユネスコについて」田島顧問・奥沢副会長・青年リーダー
突然の雷雨: 楽しみにしていたバーベキューと花火大会が中止となった。

第2日: 朝6時半。 ラジオ体操実現。 田島顧問が長年提唱されていた早朝のラジオ体操に、何と20余名が参加。 すがすがしい山の空気を胸いっぱいに吸って一汗流した。 
レクチャー 服部英二顧問 (別掲)ディスカッション: テーマ「教育」
青年達は教育の立場から平和を考えることにした。「世界平和に貢献できる人材を育成するには」について[家庭教育・学校教育・世界と日本の教育]の3方面から考えた。
 三つのグループに分かれ、それぞれのグループの中で上記の3点について熱心にディスカッションし、お互いに発表し合った。
 午後またしても雷雨が!3時間ほど降った雨が夕刻にやみ、念願のキャンプファイヤーと花火大会が開催された。

第3日: 朝8時過ぎ。 陸さん(香港)が愛知県豊田から愛車で駆けつけてくれる。リトリートの先輩として、多忙な仕事の合間の貴重な時間を後輩たちと行動を共にしてくれる気持ちが嬉しい。
 ハイキング: これも田島顧問の以前からの提案。30名ほどが参加。深い木立の中を散策。長野の山の雰囲気と新鮮な空気を味わう。
交流タイム: 参加者の個々の交流をもっと密にするため交歓の場と十分な時間が設けられた。恒例のユネスコ旗へのコメント記入も。 
閉村式:掲揚していたユネスコ旗、各国旗を降ろしてリトリートの終わりを宣す。閉村式では管理人さん夫妻に長年のお礼の意味を込めて記念の色紙が贈られた。 

この和田村の施設の今年限りでの閉鎖が、ほぼ確定しているとのこと。13回続いた和田村でのリトリ
ートが今回で最後になる一抹の寂しさを感じた人も多かったと思う。 次回からはどこで行えるのか、新しい前進ができるのかと期待と不安を感じる向きもさぞかし多いのでは。 

毎年のことながら、今回のリーダー、スタッフの皆さんの活躍は特筆に価すると思う。企画の段階から数多くのミーティングを重ね、事前研修、本番でも常にユネスコの心に触れる内容を取り入れ、また、役割分担の実行力を伴った行動にも感動を覚えた。 広報 清水記

写真上:クロアチア国旗の紹介・ゾランさん、紳士のシンボル、ネクタイはクロアチアが発祥地です。

下:キャンプファイアのあと、立ち去りがたく記念撮影


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