No.191−3

盛会だったユネスコ平和コンサート・2002

 第30回目黒ユネスココンサート めぐろパーシモンホール・オープニングシリーズ 
2002年10月10日(木)開演19:00めぐろパーシモンホール
次代への平和と文化のメッセージ
出    演
キリル・コバンチェンコ(ウィーン・フィル バイオリン) ヘルムート・ヴァイス(ウィーン・フィル ヴィオラ)
ヨァゲン・フォゥグ(ウィーン・フィル チェロ)  陽子・フォゥグ(ピアノ)
特別出演 : マンフレート・ヘッキング(ウィーン・フィル コントラバス)
曲    目
モーツァルト ピアノ四重奏曲変ホ長調K.V.493  シューベルト ピアノ五重奏曲イ長調「鱒/ます」

●主催:目黒ユネスコ協会  ●共催:目黒区教育委員会 (財)目黒区芸術文化振興財団 (社)日本ユネスコ協会連盟
●後援:(財)目黒区国際交流協会  目黒区小学校PTA連合会  目黒区中学校PTA連合会  目黒区こども会連合会
●協力:早春の会合唱団 コーラスひまわり 目黒稲門会                                     
 

このコンサートの純益はアフガニスタン教育支援等ユネスコ活動に当てられます。
 
 
ユネスコ平和コンサート 「設 記」
 目黒パーシモンホールのオープニングシリーズの一つとして「ユネスコ平和コンサート」が開かれました。今までの目黒ユネスコのコンサートとは比べものにならないスケールで、お迎えするお客様は1,200人、ホールも木が持つ優しさと、広々した空間で我々を包み込むような素晴らしさ。何をすべきか手探り状態で本当にスムーズにことが運べるのかとスタッフの不安は大変大きいものでした。しかし、その分、力を合わせて頑張ろうという気持ちが自然にふくらんでいきました。
 コンサート当日、ボランティア集団の私達は家族の事や仕事を済ませて、都合の付く時間から参加し1200部のパンフレット類の袋詰、会場の設営、お客様の誘導等を担当しました。50人近いボランティアの方々が和気藹々一緒に作業している様子には、同じ目的を持って心が一つになった意気込みが感じられました。そしていよいよ開演です。
 オープン間もないパーシモンホールには満席に近い方々が集まってくださり、「自宅の近くでこんなに素晴らしいコンサートが楽しめて良かった」と喜んでくださった方もありました。未熟な私達で不手際な点も多々あったと思いますが、次回には更に多くの方々に参加して頂き、目黒ユネスコからの活動メッセージがもっと強く伝わっていくことを心から願っています。
 そして何よりもウィーン・ピアノ四重奏団の素晴らしい演奏は、心にしみるように私達に話しかけてくださいました。平和のひびき、それは明日の世界に向けて、どこまでものびやかに響いていくことでしょう。
加藤光子 中島佳子記
 
それは 「750人のやさしさが生んだ奇跡 」 です
目黒ユネスコ協会に入会して、早くも1ヶ月が経ちます。 というよりも「あれ?まだ1ヶ月しか経ってないの?」と思うくらい、皆さんに馴染んで楽しく活動している、というのが率直な感想です。
私の入会の動機は、日本語や日本文化を外国の方々に紹介したかったこと、そして何よりも人の役に立ちたかったことです。かつて自分が留学した時、仕事を通して、そして子育て中も、たくさんの方に支えられてきました。そのやさしさを今度は私が少しずつ恩返ししていきたい、と思ったのです。そして目黒ユネスコ協会は、まさしくそんな私の思いをみんなで共有できる空間でした。
特に10月10日のパーシモンホールでのコンサートのお手伝いをさせていただいて、会員の皆さんの一生懸命さと、チームワークの良さには驚きました。プロの助けもなく、初めての大きなコンサート会場で1000人以上の観客を楽しませたのは、奇跡に近いことです。それもこれも、会員1人1人のやさしさが、大きなエネルギーを作り出し、奇跡を生んだのだと思います。
 1人より2人、2人より750人、会員の皆さんのお気持ちが集って、今度はどんな奇跡が生まれるか、とても楽しみです。                松本恵子
                          
 

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