NO. 200-3



 

リトリートをふりかえって
 

青少年対象活動委員会委員長 リトリートリーダー 今畑 希美
 
  今年のテーマは「世界にもう一人の親友を作ろう」でした。これはスタッフが、一人でも多くの人に自国以外の友達を作ることのできるよう きっかけを作りたいという願いからでした。そのため、いろいろな人と交流が持てるようなプログラムで3日間を過ごしました。初日のバスレクリエーション、着いてすぐのアイスブレイキング、班対抗のスポーツ大会。2日目のディベート、キャンプファイヤー、3日目の他国紹介、旗づくり。 昨年までと違ったことを試みましたが、一番大きな点ではディベートです。 自分の意見だけを言うディスカッションとは違い、ディベートはグループごとに 論点をまとめ順序立てて説明しなければなりません。どういった論点にするか、相手の言い分はどんなものがでてくるだろうか、さまざまなことを話し合わなくては ならないため、必然的にグループの中で、意見交換がおこなわれます。そこでは活発な 意見が出、本番の試合でも、相手を丸め込むような鋭い論点も多く出されました。次に他国紹介です。これは班に割り当てられた国について、日程中にその国の人に 自国について、たとえば挨拶や主食などを聞き、3日目にみんなの前で発表するという ものでした。今まで名前の他には知らなかった国のことなど、興味津々に聞いていました。
 キャンプファイヤーでは昨年同様田島先生の火の神より火を授かってスタートしました。各班の出し物、ダンス、歌など最後まで大いに盛り上がりました。
 今年は例年より参加者が少なかったこともあり、より多くの人と接し、話し合える 機会があり、「世界にもう一人の親友を作ろう」という今年のテーマに大きく貢献した ことでしょう。
 最後に、3日間の日程を通して、参加者もスタッフもまたユネスコ学校のみんな、アドバイザーの方々全員が参加したリトリートだったのではないかと思っています。 参加してくれたみなさん、準備の段階から当日まで働いたスタッフの皆さん、どうも ありがとうございました。リトリートはこれで終わりではありません。 ここから新しい一歩を歩んでいきましょう!


 

成功だったと確信
 

青少年対象活動委員会・副委員長   楠原 武志
 
 今年も例年通り7月31日から8月2日までリトリートが行われました。去年は一参加者でしたが今年はスタッフとして参加です。今年はリトリートを経験したスタッフが少なく戸惑いましたが、リトリートを何度も経験したスタッフの方々に手を貸してもらいながらスタートを切りました。まず参加者の人同士でより仲良くなってもらいたいという考えが、スタッフの中で強かったのでテーマを「世界にもう一人の親友を作ろう」としました。今考えれば簡単にまとまったいいテーマだったのではないでしょうか。
 次に僕は去年とは違うプログラムを取り入れたいという意志があり、去年とは違うものをいろいろ提案しました。その中で僕たちはディスカッションをディベートに変え、3日目に他国紹介をすることにしました。
ディベートはディスカッションにくらべて難しいものですが、6月22日にディベリンピックというイベントをやったことも助けになりました。
 他国紹介は今回のコンセプトを達成するためには必要不可欠な周りの人とより多く話すために作ったもので、班ごとに決められた国についてその国から来た留学生から話を聞いてみんなに発表するというものです。そして当日、ディスカッションはみんなとても白熱していて熱くなりすぎて、ディベートでイメージを決められてしまう人や自分の国の言葉で主張する留学生もいました。他国紹介はみんな忙しいスケジュールのなか、時間を見つけては自分達の調べるべき国から来た人を質問責めにしていて、たくさん話すことができたのではないでしょうか。
 最後に参加者の人からとても楽しかったという声をたくさん聞けたので成功だったと確信を持ちました。
来年はより良いリトリートにしたいと思います。            

 
フレンドシップメンバー 盆踊りを楽しむ!

7月16日、まだ梅雨の真っ最中、天気が心配されていましたが、幸い、その日は雨が上がりフレンドシップメンバー7名、日本人会員10名が祐天寺境内の盆踊り大会に参加しました。
 はじめはぎこちなかったものの、皆すぐに慣れ楽しそうでした。浴衣を着たタイの姉妹。夜店も初めてらしく、盆踊りよりも、金魚すくいや屋台に夢中。帰りは履き慣れない下駄で、鼻緒ずれが痛そうでかわいそうでした。楽しい夜でした。



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