ユネスコ交流サロン「韓国を知ろう!
 

フレンドシップメンバーが企画、開催
 
 ヂャンゴの賑やかな音をサインに加藤会長の挨拶で交流サロンは始まりました。場所は五本木小学校のランチルーム。3〜4人が一つのグループになるように9つのテーブルが配置され、部屋と廊下の壁はなく、明るい日射しが入りとても開放的です。約53人もの参加者がいましたので、隣から椅子を持ってくるほどでした。
 今回、この交流サロンを企画、開催したのは、目黒ユネスコ日本語教室に在籍し、交流活動委員会の委員でもあるフレンドシップメンバー、ユン キョンスクさん、ソ ヨンファさん、パク ウンキョンさん、キム エギョンさんの4人でした。交流活動委員会では、フレンドシップメンバーも日本人会員と同じ活動をと願っていましたので、これは大変嬉しいことでした。
 韓国の伝統的打楽器ヂャンゴのリズムに合わせて、アリランなど韓国の歌や皆が知っている歌を歌ったり、韓国の文化について話を聞いたり、韓国のユッというゲームをしたり、ハングルの読み方を習い、自分の名前をハングルで書いてみたりしました。また、目黒ユネスコの会員語学研修韓国語講座の方々からは、ハングルによる質問が出る場面もありました。
 3時半の予定を少々オーバーし、会は終わりました。この成功の陰には、韓国の4人の方の万全の準備と努力がありました。事前に韓国のポスターを集めたり、ビデオや楽器を借りにいったり、大きな音が出るヂャンゴの練習は広い公園でしたりしたそうです。そして、4人は美しいチマチョゴリを着て私たちを楽しませてくれました。また、希望者には結婚の時に着たという大切なチマチョゴリを着せてくれました。参加者の五本木小学校の3年生の女子生徒も着せてもらい、ポラロイドで写真も撮ってもらってとても嬉しそうでした。
 次はどこの国の方が、お国を紹介してくれるでしょうか。皆様、どうぞ、お楽しみに。その時は是非お出かけ下さい。                      10月4日開催 交流活動委員会 委員長 勝岡由紀子
 

2003年度関東ブロック・ユネスコ活動研究会参加報告
 

顧問 田島 重雄
 
 本年度の関東ブロック研究大会は、平成9年「世界遺産」指定を受けた日光市を舞台とし、912日(金)13()の両日開催された。参加者は合計約140名、目黒ユネスコからは加藤会長ほか、奥沢、原田、斉藤、大高の各氏、それに田島の合計6名が参加した。
早朝に東武浅草駅を発ち、約2時間、緑濃い関東平野を縦断して東武日光駅に着いた。会場は、日光市総合会館。今回の会は、国宝9棟、重要文化財44棟、山林50haを含む世界遺産を眼前にして、人と自然、そして昔と今を考える会だけに、運営方法も、内容の点でも、従来になかった特色あるブロック研究会であった。
 まず導入としてTBS番組「世界遺産―日光の社寺」の再放映、次に専門家二人による「日光社寺」の説明、世界遺産として登録された理由説明などがあった。これらにより参加者は、先住民の自然信仰の対象としての周辺の山々、紀元766年「勝道上人」の開山によって仏教霊地となった日光、それに徳川幕府の開祖「家康」を祭る東照大権現が加わり、日本人の心の特色「自然・神・仏」の三位一体が日光に表徴されていることを改めて確認した。  
その後三班に分かれ現地視察に入ったが、目黒グループは「社寺見学」班に入り、平生見聞き出来ない社寺の背景事物の見学と社寺にちなんだ隠れた物語の説明に聞き入った。
翌日の午前中は、見学した知見を背景として、現在単なる観光地になる恐れのある日光の自然や文化遺産をいかに守るかについて熱心な討論が行われた後、一応解散となった。
しかし、午後には特別番組「若者のしゃべり場in日光」が企画され、県下の青年、大学生、高校生の報告や討論が行われた。栃木県内高校生中心の「ユネスコ・スタディ・ツアー」「福祉活動」「アジア青年との交流」「海外留学」などの国際体験報告があった後、10人程度ずつの十余の部会に分かれ、当面課題の討議に入った。この会合の特色は、参加者の大部分がユネスコ協会員ではないが、市川ユネスコの〆野君他のユネスコ青年の指導の下、宇都宮大学国際学部学生の協力を得て行われたことで、自然の内にユネスコ活動PR、協会加入の勧誘にもなる大変興味深いものであった。 
 
なお 2004年度関東ブロック・ユネスコ活動研究会は東京で開催されます
     
日時 : 2004年9月25日(土)-26日(日)  会場 : 江戸東京博物館 (両国)予定
 
 この活動研究会を運営企画するのは東京都ユネスコ連絡協議会です。都内の12の民間ユネスコ協会が組織しています。目ユ協もその一団体で目ユ協からは理事4名(田島重雄、加藤玲子、平田康夫、芦田順子)評議員6名(奥澤行雄、勝岡由紀子、下里容一、橋永隆行、今畑希美、濱田靖子)が登録され、濱田さんは監事を加藤、芦田の両名は2004年の活動研究会実行委員も引き受け活躍しています。(敬称略)

次ページへ