No.202-4
主催:目黒区教育委員会 主管:目黒ユネスコ協会
2003.10.24(金)18:30〜20:00 緑が丘文化会館
講師:TBSビジョン ディレクター 三浦 上氏

TBSビジョンディレクター三浦 上氏を講師にユネスコ講座「世界遺産取材記―スペイン編」が始まった。参加者は、約70名、三浦氏はロケの格好で来ており、「この帽子は、ラマンチャのクエンカでもらったもので、スペイン人は100年来の友人のように扱ってくれる。スペインの国民の87%は、自分を幸せだと思っている。日本とは対照的である。スペインで仕事をすると幸せな気分になる。とてもよい国である。」と楽しい雰囲気の講座が始まった。以下その講座の概要である。
スペイン語についていえば、日本では英語を世界共通語と言っているがこれは間違いで、中南米に行ったらブラジルを除いてスペイン語である。スペイン人は前向きである。こういう気質があったので植民地を持ち海外に進出した。また、何かを始める前、否定的な考えを持たない。

これまでにスペインの世界遺産を5本取っている。
世界遺産の仕事についてまだ3年だがごく初期にセビーリア、4月の復活祭、クエンカを撮った。1回のロケで3本撮ると40日くらい海外に出っぱなしになる。3本の編集が1ヶ月くらいかかり、それが終わるとまた出て行く。世界遺産に登録されたイビサという島がある。イビサの西海岸に沈む夕日は美しい。また、死者の町ネクロポリスにはたくさんの地下墓室があり、死者と一緒に宝石が埋葬されていた。スペインで36番目の世界遺産に登録された春の離宮は、アランフェスにあり、フェリペ二世が建築を命じ、18世紀の後半のカルロス3世の時代に完成した。戦争の中でホアキン・ロドリーゴのアランフエス協奏曲がうまれた。又宮廷画家ゴヤがカルロス4世の家族を描いた絵がプラド美術館にある。 写真:アランフェス離宮 三浦氏提供
取材の旅は、いつもこんなスーツケースで出かけていくと話され、旅の必需品を見せてくれた。また、「ディレクターに要求される能力は」との質問に、「体力、病気にならない、運がよい」ことをあげた。特に強運のために危機を免れた先輩ディレクターの話がいくつもあるのは驚きであった。
何本かの美しい映像のビデオの解説も交え、スペイン語講座の第一回目にふさわしい大変有意義な楽しい講座であった。
研修活動委員会 黒谷節子
スペイン語講座スタート

スペイン語入門講座(15回)が11月7日(金)始まりました。
主催:目黒区教育委員会 主管:目黒ユネスコ協会
講師:アグスティン氏 会場:緑が丘文化会館
受講者:40名
初日はまずスペイン語の発音。講師アグスティンさんの巻き舌の発音を懸命にまねて四苦八苦する皆さん。2時間があっという間に過ぎました。楽しいクラスになりそうです。
交流活動委員会 予告! 新年会
・日 時:2004.1.17(土)12:00〜
・場 所:聖パウロ教会 2階ホール
・参加費:一品持ち寄りか500円
※その他詳細は新年号で。
例年、沢山の会員とフレンドシップメンバーを交え、楽しい新年の一時を過ごしています。会員相互の交流の機会です。どうぞ、今年入会された方、是非お出かけ下さい。そして、参加したことのある方は、新しいお友達をお誘い下さい。会員の輪を広げていきたいと思います。 |
第33回チャリティコンサート
ウィーンの風 PARTU
11月20日(木)18:30 開場18:00
目黒区民センターホール
陽子フォゥグとウィーンフィルの仲間たち
一般\4,000 当日売4,500学生\2,000 全自由席
申込:FAXで事務局までFAX5725-6160
お早めに申込み下さい |
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