No.208-2


第51回 目黒ユネスコ協会 通常総会報告
 
 第51回目黒ユネスコ協会通常総会は2004年5月22日(土)午後1時30分より目黒区守屋教育会館で会員出席者48名(委任状203名)の出席をえて開催された。
 来賓として、目黒区長青木英二氏、教育長大塩晃雄氏はじめ衆議院議員小杉隆氏ほか行政、区会議員、恂レ黒区国際交流協会、專本ユネスコ協会連盟と多数(計29名)のご来賓のご出席を頂いた。
 青年会員山田篤志さんの開会宣言、物故会員(井上恵子氏、薬師寺克一前目黒区長)に黙祷を捧げ、大塩教育長、木村区議会副議長の両氏から祝辞をいただき開会、下記議案を審議し原案通り承認可決された。
議案 @ 2003年度活動報告・決算報告・監査報告   A 2004年度活動計画案・予算案審議       B 特定非営利活動法人設立の件 
 以上で、通常総会を閉会し、ここで来賓の目黒区長青木英二氏、日本ユネスコ協会連盟事務局長代理石神澄子氏から心温まる激励の言葉を頂いた。
 引き続き特定非営利活動法人目黒ユネスコ協会設立総会を開催。
 平田副会長により「設立趣旨書」「定款」等々の説明(下記別項参照)および質疑応答があり、すべて原案通り承認可決された。
 つづいてティーパーティーにうつり乾杯を田島重雄顧問にお願いし、青木目黒区長及び服部顧問からはNPO設立に取り組んだ協会の姿勢を評価する言葉もあり午後5時近く和やかなうちに散会となった。
 会場後方では例年通りミニバザーも開かれた。更にこの後別室で青少年対象活動委員会が新年度初の会合を開催し、夏のリトリートのテーマを検討した。

特定非営利活動法人 目黒ユネスコ協会 設立総会が開催されました
 
 5月22日(土)第51回目黒ユネスコ協会通常総会に引き続き、特定非営利活動法人目黒ユネスコ協会設立総会が開催されました。形の上では、任意団体を廃止して、NPO法人を新たに作るということなので、両者の間は、非連続の連続、或いは連続の非連続というちょっと分りにくい関係になっています(実質的には改組と考えてください)。
 設立総会には、趣旨書案、定款案、設立当初の役員(理事及び監事)、設立当初の財産目録案、平成16年度及び17年度の事業計画及び収支予算案、設立当初の入会金及び会費、確認書の確認その他法人設立認証申請について等が慎重に審議され、議案は全て異議なく承認されました。議場からは、いくつかの質疑がありましたので、主なものを紹介しましょう。
(質問)1.活動内容は、従来どおりか。
    2.NPO法人にすることのメリット、ディメリットは何か。
(回答)1.活動の内容は概ね従来どおりです。
    2.メリットとして、公益追求の理念が深まります。組織、経理、事務体制が法に則って整備、強化されます。法人として社会的信用力が向上し、各種契約締結等もスムーズに行えます。
 ディメリットとしては諸活動を行う上で定款その他のルールに則って行うことが今まで以上に要求されるため、諸手続きが複雑多岐にわたります。(しかし社会的信用力の向上を計る上では必要なことではあるので止むを得ません。税金面で、法人都・区民税の対象になります。チャリティコンサートなど所得税が非課税扱いができるでしょう。)
(意見)1.公共性、社会的信用を高める意味で法人設立に賛成する。
    2.NPO法人になっても、創立50周年などの行事は、対役所上でも問題ないと思う。都、目黒区ともよく相談してほしい。
(質問)特定非営利法人の意味、内容を知りたい。
(回答)阪神大震災に際してのボランティア活動を契機としてできたNPO法に基づき設立される法人で、広く一般市民を対象として利益を求めない活動をすることが基本です。活動に際し三分の一以内の理事は、報酬を受けられますが、私達はボランティア精神を基本にした考えから、報酬は無しということで対応します。
 収支に差が出たとき、利益の配当等はしません。活動目的に従って国際支援などのために充当するか、次期繰越金として対応することになります。
(質問)NPOとは、何の略か。 
(回答)Non Profit Organizationの頭文字です。 今後の予定:設立総会が済みましたので、所轄庁(都庁生活文化局)に必要書類を提出、受理してもらいます。受理後2ヶ月間一般の方への書類の縦覧となります。法人認証、登記を経て、成立は4ヵ月後になるでしょう。     副会長平田康夫記写真:筆者)

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