No.209-4


感動のビバ!アジア    総合的学習の時間
 
大田区立中富小学校・教頭 金子 尚子
 6月18日(金)10:00〜13:00。大田区立中富小学校にて、目黒ユネスコフレンドシップメンバーのアジアの方々8名と6年児童45名の交流会を行いました。
 中富小学校は大森の海苔で有名な地域。学校内に海苔史料館を有し、毎年児童による海苔すきの行われる特色ある学校です。伝統の海苔漁業と海の祭りを大切にする子どもたちですが、外国の方々と交流するのは初めて。
 いざ始まってみると心配も何のその。韓国のチョウさんたちの「チマチョゴリを着たい人?」の問いかけに希望者殺到。子どもの感想「着てみると、すごく着やすくて、ふわーっとして気持ちのいい服だった。着て帰りたいくらい。」と男子。女子も「きれいで、うれしかった。しばらく鏡の前で喜んでにこにこしてしまった。」またお菓子とキムチを全員がいただきました。「わざわざ作ってきてくれたお菓子に感激した。」「キムチはよい香りで、家で食べるのとちがった。でも後から辛さが来た」
 タイのスパポンさんたちは国の説明とタイ楽器の演奏をしてくださいました。中国や日本の三味線系の形で、「一度も聞いたことがないのに何故かなつかしい音楽」と。大使館からタイ芸術ともいえる刺繍入りの傘を全員がいただき、これも感激。
 イランのマリアさんには、ヨーロッパ系の顔から出る流麗な日本語にみんなびっくり。また紹介されたイランの町並みに「日本と全然ちがう。」「家々の上に道路があって人や自転車が通るのにうるさくないなんて…。日本だったらとてもうるさいのに」と差を感じました。ここでもピスタチオナッツをいただき、「もっと」と言う子どもたちでした。
 最後に体育館に移動し、子どもたち全員による「八木節」の演奏。太鼓や日本独特の音階には、フレンドシップメンバーのかたがたもやはり不思議ななつかしさを覚えられたご様子。半日の交流でしたが、中富の子どもたちは、アジアの国々への友好の気持ちでいっぱいになりました。目黒ユネスコ協会のみなさまもありがとうございました。
フレンドシップメンバーのスパポンさんは次のような感想文を寄せて下さいました
 
 タイの国のことを中富小学校の6年生に紹介する機会を与えられて、とても嬉しかったです。タイの文化、歴史、そして風景のビデオを見てもらったり、ソードァンという伝統的な弦楽器を演奏しました。子供達はこのような楽器は初めて見ましたので、とても興味があって、「弾いてみたい人は?」と訊くとたくさんの手があがりました。
又、タイのゲームも皆が関心を持って楽しく参加してくれました。私達にとって一番印象が残っていることは子供達が精一杯で楽しく「八木節」という伝統的な音楽を聴かせてくれたことです。 中富小学校の皆さんありがとうございました。 スパポン・サイウボール
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
上記国際理解教育に次の方々がご協力くださいました。(敬称略)
(韓国)金 愛敬(キム エギョン)、 趙 恩嬉(チョウ ウンヒ)、 沈 銀美(シム ウンミ)、 朴 銀京(パク ウンキョン)
(タイ)ヤニン・ワングサイ、 チャヤニン・ワングサイ、 スパポン・サイウボール  (イラン)マリア・キャスマイ
 
50周年記念行事・リトリートにご参加下さい
主題 : 「世界に翔け!ボランティア!」
期日:7月25日(日)〜27日(火)
場所:長野県和田村・目黒区 「区民自然の村」バスで往復します
募集:日本人青年&外国人青年 計60名(原則18〜35歳)
参加費:一般日本人 13000円 外国人8000円 目黒ユネスコ会員 日本人11000円 外国人6000円
申込み:所定の用紙で目黒ユネスコ協会へFaxまたは郵送 詳細
http://www.meguro-unesco.org/参照
 

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