No.213-6

  迎   春                  委員長からの年賀状
 
青少年活動委員会副委員長 楠原武志
 
自分にとって昨年はユネスコの活動を始めて三年目になり、ユネスコ活動にもだいぶ慣れてきました。さらに昨年の4月にインドスタディツアーに参加し、実際に寺子屋の活動を身をもって体験してきました。インドでは今までの活動とは一味違うものを得ることができ、この体験を今後のユネスコ活動に活かしていきたいと思います。しかし反省すべき点もいくつかあり、学校が忙しくリトリートに参加できなかったことや青年のイベントに参加できなかったことが多々ありこれは反省すべき点です。さらに昨年で和田村のリトリートは最後を迎えてしまうことになり、今年のリトリートに関して不安な点が残ります。これらの反省点をふまえて今年は少しでも改善していきたいと思います。しかし最近、青年部のイベントを手伝ってくれるスタッフが減ってきていて活動がスムーズにいかないので、今年はスタッフをたくさん集めてひとつずつ問題を解決していきたいと思います。

「青年のスタディツアー体験報告」―インド・ネパールの教育現場を見学して
ユネスコ講座 
11/20(土)14:00 青少年プラザ
 
 日本ユネスコ協会連盟が全国の青年を対象に毎年行っている「スタディツアー」に参加した目黒ユ協の青年が体験報告会を開きました。
 2003年インド・今畑希美さん。2004年インド・楠原武志さん。2003年のネパールは遠山寛志さんと森田三枝子さん。4人がパネラーとなり、お互いに学んだことをクイズ方式で確かめたり、現地で購入した民族衣装に着替えたり、青年らしい活発な体験談の報告会となりました。会場からも様々な質問や反応がありました。
 田島顧問は発展途上国の支援を続けてきたご自身の体験から、日本の教育事情との違いを次のように説明されました。『日本では「寺子屋」という庶民が学ぶ場所が普及していたため、国民全般に基礎教育が行き渡った歴史がある。しかし、発展途上国では、教育が一部の上層部にとどまり、特に基礎教育の普遍的な普及が遅れている例がひろく見受けられるとのこと。そのためにも日ユ協連が民間ユネスコの力をまとめ、更にODAの資金も活用しながら「寺子屋」の普及活動を進めていることは非常に意義がある。(大意)』とのことでした。         写真:加藤会長(右端)の質問に答える遠山寛志さん(左端)
「世界の味でユネスコ活動」
交流活動委員会
 
 
12月4日(土)10時半〜 ・
目黒区立五本木小学校調理室
  
・・・・美味しい目黒ユ協 特選メニュー・・・・
 韓国 : チヂミ、チャプチェ、のり巻、キムチ
 中国 : 水ぎょうざ
 バングラデシュ : カレー、チャイ
 ジンバブエ : サモサ
 タイ : トムヤンクン、春雨サラダ、かぼちゃケーキ
 ネパール : ポテトサラダ
 イラン : シシカバブー
 日 本 : ちらし寿司、だし巻卵、かき揚げ
 
 フレンドシップメンバーの協力を得て、各国のできたての料理を味わいながら交流を行い、その収益金を世界寺子屋運動へ、という一石二鳥を狙った活動を行った。ほぼ二ヶ月前から日本語教室を見まわして、さて、どこの国のどんな料理を誰にお願いできるのか、交渉を始めた。やっと了解を得られてホッとしたら、何と勘違い?翌週、自宅で作った料理を教室に持って来てしまった人もいた。そして、韓国、ネパール、中国、バングラデシュ、ジンバブエ、タイ、イラン、日本の8カ国のメニューが決まり、レシピも書いてもらって、いよいよ当日を迎えた。
 朝10時には集合、早速調理室で準備が始まった。
たちまちおいしい匂いが漂う。みんな手際よく、12時半には沢山の料理の皿が並んだ。
「いただきます」の挨拶の後、早速各国のテーブルを廻って舌鼓を打つ。少しずつと思ってもどれもおいしく、お国の味がして、ついついあれもこれもと手が出て、たちまちお腹一杯に。吉本教頭先生、高島主事もお誘いの上ご協力頂き、本場の味にすっかりご満悦の先生から「子供達にもこういうのやってほしいな」とのお言葉。五本木小学校の生徒でただ一人参加した岡本大河君が、フレンドシップメンバーにそれぞれの国の字で自分の名前を書いてもらったり、貴重な体験を大いに生かしていた。
 参加された方々、料理作りに奮闘して下さった方々から、楽しい交流もできて有意義な一日になった、と喜ばれたことが何よりうれしいことであった。ただ、もっと幅広い参加者があったらと残念な思いも残った。五本木小学校の調理室を使わせて頂いたことが、準備の上で大助かりしたこともスタッフ一同感謝している。  
写真:五本木小学校吉本教頭先生提供 橋本・渋谷記


次ページへ