No.214-2

新年会の報告 
日時:2005年1月22日  会場:聖パウロ教会ホール
 
 初春の寒さがしみいる1月22日は新年を祝うに相応しい晴天に恵まれた。目黒ユネスコ協会の新年会は、例年通り聖パウロ教会2Fホールを借用して開かれ、スマトラ沖地震・津波災害救済の募金を募りつつ、総勢73名の参加により和やかな時間が過ぎた。(当日の募金箱集計は15,193円)
 昨年はNPO登録など協会の躍進の年でもあったが、日本を含め世界各地の悲惨な出来事も印象的で、それらを含め“地域から世界へ”の発信元、協会広報活動委員会の委員長でもある奥澤副会長の頼もしい挨拶で始まった。インドネシア出身のユリ・ワダさん、ヤンティ・オオサワさんによる祈りのダンスののち、バングラデシュ出身のアクラムさんを筆頭にフレンドシップメンバー他(タイ、イラン、バングラデシュ、ナイジェリア、ロシア、インドネシア、スリランカ、モザンビーク)の8カ国語による乾杯の発声のあと、会員みなさんの持ち寄り料理に舌鼓を打ちつつ、それぞれの話題に花が咲いていた。
 食事が一段落し「静かな湖畔」を全員で輪唱したのち、交流活動委員会で用意したお年玉ならぬ福引きが始まるころ、青木目黒区長も飛び入りでご参加下さり、名札裏にある番号を呼ばれるのを待つみなさんの期待に膨らんだ表情がなんとも微笑ましかった。最後に平田副会長より協会の新たな決意、また皆の心を代弁くださった閉会の辞で、名残惜しい時間の締めくくりとなった。
 当協会に入会して数年が過ぎた私は、個人的理由をもとにほとんど何の協力も出来ずにいる。年始には心新たに何か小さな、自分にできることから…と思いつつ、今年こそ何か楽しい企画のお手伝いをと有言実行となるべく今回の記事参加を引き受けた。世界各地の被災された方々の心休まる日々が一日も早く訪れることを年始に祈る。                               菅野(カンノ)理子(交流活動委員・英文広報編集委員) 
今年も新成人を祝う会で寺子屋募金をしました 
 快晴に恵まれた初春の10日、めぐろパーシモンホールで成人式がありました。
3年前から目黒区の教育委員会のご協力により成人式の会場で「寺子屋募金」をしています。社会人として記念すべき第一歩を記す日に、初の社会貢献として「寺子屋募金」をすることを習慣として定着させたいとの願いが込められています。
 美しい振り袖姿もありますが、学生服で恥ずかしそうな感じで、そっと募金をする姿も微笑ましく美しいものでした。金額ではなくその心が大切だと頭が下がる思いになりました。
 区長さんはじめ、激励の言葉が続いた後、区内の小中学校の先輩ピアニストのデュオコンサートがありました。会員のご家族で来年成人式を迎える方がありましたら、是非この募金に立ち会ってください。親子一緒にユネスコ活動に参加するとても良いチャンスになると思いました。


世界の子どもたちの詩集 
「道・明日へ」

 目黒ユネスコ協会が創立50周年を記念する一環として作成し、式典の当日に完成した「道・明日へ」が評判を呼んでいます。日ユ協連「ユネスコ」1月号や読売新聞でも取り上げられましたが、小学校で「読み聞かせ」に使用されたり、セラピーで子ども達が感動して読んだりする例も報告されています。
 世界22ヶ国から寄せられた1,020編の詩のうち139編が収録されました。ご希望の方は下記へ直接お申し込み下さい。
愛育社  03-3291-8600  1冊 1,260円及び送料
 

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