Shine Smile 上作延 ~わたしたにできる事・上作防災守り隊~

川崎市立上作延小学校

活動に参加した児童生徒数/5学年111人
活動に携わった教員数/5人
活動に参加した地域住民・保護者等の人数/150人

実践期間2020年7月1日~2021年3月25日

活動のねらい

・学校は都心部の校外にあたり、新しく開発された地域と古くからの地の方と混在する地域であり保護者の方が学校周辺の地域を知らず、児童の活動を通して地域を共に築き上げていく。
・教育活動を本校から発信していくことで地域力を高めていくことにつなげていく。

活動内容

1)実践内容・実践の流れ・スケジュール
・事前の活動(学級行事+学級活動) 7月 「避難訓練を振り返ろう」
実際の災害を想定することで、調べる活動や実際に行動しようとするときの根拠となるようにしていくことができた。
・探究活動1(8~9月) 「防災に関わる人々について調査しよう」
実際の地震の映像を見たり、自分たちの地域が災害に関わる可能性がある事実を知ったりすることで、防災の意識を自分のこととして捉えようとする意識の高まりがみられた。
・探究活動2(9月~12月) 「上作守り隊の活動を考え、実行しよう」
実際に災害時に活動した子どもの様子を知ることで、自分たちにもできることがあるという意識が芽生えるようにする。専門的な知識をもつ方の話を聞くことで、根拠をもって活動に取り組めるようにする。避難訓練や授業参観の場を活用した。

2)9月研修会の学びの中から自校の実践に活かしたこと。研修会を受けての自校の活動の変更・改善点。
  昨年度まで(助成金を受ける前)の実践と今年度の実践で変わった点。助成金の活用で可能になったこと。
・実際に他校での取り組みや様子について教員が研修した事が財産となり、児童に伝えていくことができた。
 紹介用に防災グッズを購入したり、児童個々の資料として書籍をそろえたりすることができた。
・コロナ禍のため、大々的な地域に向けての発表はできなかったが、授業参観において保護者の方へ。学年内の発表も行うことができた。試験的にZoomにより他学年に様子を伝えることができた。

3)実践の成果
減災(防災)教育活動・プログラムの改善の視点から
・防災学習に関するカリキュラムを新たに位置づけてきた。学校全体に広めていくために発達段階に応じた指導を計画的に行うことができるようにしていく。児童一人一人の思考力・判断力・表現力等を育成していくことにつなげていくことができた。

児童生徒にとって具体的にどのような学び(変容)があり、どのような力(資質・能力・態度)を身につけたか。
・防災について学習するにあたり、防災を自分のこととして捉え、自分たち一人一人の行動が命を守ることにつながったり(自助)、いざというときに助け合う力(共助)となったりすることに気付くことができた。地域社会の一員として進んで防災のことを伝えたることが、今の自分たちにできることの一つとして積極的に行うことができた。

教師や保護者、地域、関係機関等(児童生徒以外)の視点から
・災害時の具体的なとるべき行動について,児童・保護者が一緒に考えることで,児童のみならず保護者の防災に対する意識を高めることができた。地域に関しては今年度行うことができなかったが続けて広報していくようにする。

4)実践から得られた教訓や課題と今後の改善に向けた方策や展望
・学校全体の課題として地域に基づいた防災学習指導の構築。
・学校が地域コミュニティーの核となり、継続して取り組める体制の確立。

 

活動内容写真

活動において工夫した点

・今までとは異なり、保護者の参加や地域の人材の活用計画を立て、地域や学校に起こりうる災害に視点を当てた本校独自の防災教育の基礎を築くことができた点。
・系統的な防災教育や継続可能な視点から本校独自のプログラム作成に向けて始動した点。

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